コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝

2017-05-18
2016 Universe Entertainment Limited. All Rights Reserved.

≪サモ・ハンis BACK!≫
ブルース・リーとジャッキー・チェンを繋ぐ≪香港映画界のレジェンド≫、サモ・ハン完全復活!最新2大傑作連続公開【第二弾】!!

1914年、内戦下の中国。団長のヨン・ハックナン(ラウ・チンワン)率いる自警団に守られ、貧しいながら平和に暮らしていた田舎の村、普城(ボウセン)に、各地で略奪と虐殺を続ける悪名高き北洋軍閥の勢力が迫っていた。軍閥を率いるチョウ・イン将軍の息子で、冷酷非情なチョウ・シウロン(ルイス・クー)は、村に単身乗り込むと女性や子どもも含む3人を容赦なく射殺し、自ら逮捕された。
ヨン団長は、会議を開きチョウ・シウロンの死刑を決めるが、そこへ軍閥の将校チョン・イック(ウー・ジン)が現れチョウ・シウロンの釈放を要求する。拒否すれば総攻撃をかけて村民を皆殺しにするという軍閥の要求を、ヨン団長は断固拒否し、徹底抗戦を主張する。だが、村人たちは怯え、村の有力者は要求を呑んでしまう。
ヨンは自警団を解散し、妻子や若い団員たちを村の外へ逃がすと、自ら全ての責任を負って軍閥の入村を待った。だが、村へ乗り込んできた軍閥はチョウ・シウロンを開放するや約束を破り、略奪と虐殺を開始する。 そのとき、流れ者のマー・フン(エディ・ポン)や妻のジョウ(ユアン・チュアン)、団員のチャン・ウー(サミー・ハン)ら、正義を貫く者たちが団長を救出するために命を捨てて村に集結する…。

【introduction】
内戦時代の中国を舞台に、悪に屈することなく誇り高く戦う英雄たちの姿を壮大なスケールと最高のオールスター・キャストでダイナミックに描いた本作品は、黒澤明監督『七人の侍』『用心棒』×サム・ペキンパー監督『ワイルド・バンチ』×セルジ・レオーネ監督マカロニ・ウエスタンとも言うべき、驚異のアクションと熱血ドラマの連続に血が滾りまくりのアクション映画史に新たに名を刻む超絶的傑作となった。
また、エディ・ポン/ルイス・クー=女性人気も高いイケメン俳優&ラウ・チンワン/ウー・ジン=男性アクション・ファンも納得の本格派、の見どころ満載の豪華競演にも注目。

監督は、『WHO AM I』『コネクテッド』『新少林寺/SHAOLIN』など数々の傑作アクションで世界を唸らせてきたベニー・チャン。念願だったサモ・ハンとの共同作業により、アクション映画史に残る熱血と興奮の大傑作を完成させた。サモ・ハンは、この映画で本年度第36回香港電影金像奨最優秀アクション監督賞にノミネートされている。

6月10日(土)より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
公式サイト

キャスト

エディ・ポン、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ウー・ジン、ユアン・チュアン、ジャン・シューイン、リウ・カイチー、シー・ヤンネン、サミー・ハン

スタッフ

監督:ベニー・チャン
アクション監督:サモ・ハン
製作総指揮:ダニエル・ラム
製作:ベニー・チャン、アルヴィン・ラム
脚本:ベニー・チャン、ウォン・タン、タム・ワイチン、ティム・トン、チェン・アイチー
撮影:パーキー・チェン
美術:ベン・ラウ
編集:ヤウ・チーワイ
音楽:ウォン・キンワイ
2016年/中国・香港/120分/カラー/シネマスコープ/R15+/字幕:神部明世
原題:危城/CALL OF HEROES
配給:ツイン

レビュー

この作品のレビューを投稿する
「みんなの映画レビュー」に投稿いただくには、アネモのメンバーになる必要があります。投稿いただいた内容は、一旦、編集部にて目を通した上で掲載させていただきます。詳しくは『みんなの映画レビュー利用規程』をご確認ください。

香港アクションスターたちによる勧善懲悪ストーリー

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:玉川上水の亀2017-06-11

「レクイエム 最後の銃弾」「新少林寺 SHAOLIN」のベニー・チャンが監督で、「おじいちゃんはデブゴン」が公開中のサモ・ハンがアクション監督した本作では、エディ・ポン、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ウー・ジンという香港のアクションスターが顔を揃え、キレッキレッのアクションで勧善懲悪ストーリーを繰り広げていく。 内戦時代の中国各地で略奪と虐殺の限りを尽くす北洋軍閥が、貧しいながらも平和な普城の村に魔の手を伸ばし、村民たちを絶体絶命のピンチに陥らせる。 ヨンを団長とした村の自警団は何とか村を守ろうと立ち上がるのだが… そんな村に流れてきた訳有りの風来坊、マー・フンは、ある切っ掛けで村の助っ人として参戦していく。 平和な村を悪者が襲い、そこでの攻防戦を怒涛のアクションで描くというと、黒澤明監督の名作「七人の侍」を想起するが、事実、本作にはその作品に対するオマージュを感じさせるシーンが幾つも出てくる。 そして本作の全体の印象としては、セルジオ・レオーネのマカロニ・ウェスタンと相通じるものがある。 近年のハリウッド映画では、屈折した主人公によるダークヒーロー物が流行りだが、本作では正義は正義らしく、悪は悪らしい作品になっていて、ラストも往年のヒーロー物のような味わいがある。