しあわせな人生の選択

2017-05-24
IMPOSIBLE FILMS, S.L. /TRUMANFILM A.I.E./BD CINE S.R.L. 2015

スペイン・アカデミー賞<ゴヤ賞>最多5部門受賞!
限られた時間を“しあわせ”に導いた、友人と愛犬との愛おしい4日間。

フリアン(リカルド・ダリン)はスペインで俳優として活躍し、愛犬トルーマンと暮らしていた。一方、トマス(ハビエル・カマラ)はカナダの大学で教鞭をとりながら家族と暮らし、2人はそれぞれの人生を送っていた。
年月は流れある日突然フリアンの前にトマスが姿を現す。それは、フリアンのいとこパウラ(ドロレス・フォンシ)から彼の具合がよくないと聞かされたからだった。フリアンはすでに治療をやめ、身辺整理を始めていた。彼は説教されることを嫌がり、最初はトマスを追い出そうとするが、そんなことはおかまいなしに4日間滞在するという。
そして2人は次第に昔の遠慮のない関係に戻り、フリアンの残り少ない時間を愛犬トルーマンの里親探しや、アムステルダムに離れて暮らす大学生の息子に会いに行くことに費やす。それは2人が一緒に過ごせる最後の日々でもあった---。
はたして、フリアンにとってしあわせな選択とは。

【introduction】
きみから教えてもらった事、それは、決して逃げ出さない勇気ーー。
スペイン・アカデミー賞(ゴヤ賞)から、また誕生した最高傑作!

スペインのアカデミー賞<第30回ゴヤ賞>で、イザベル・コイシェ監督らをおさえ、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞と、最多5部門を見事受賞したのが、本作『しあわせな人生の選択』である。
出演は、第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、アルゼンチンで歴史的大ヒットとなった『瞳の奥の秘密』の未解決事件を追う主人公や『人生スイッチ』でビル爆破解体職人を演じたリカルド・ダリン。病いにより、残り少なくなった人生の時間ときをいかに過ごすかを選択した主人公フリアンをきめ細やかに演じる。

フリアンにときに振り回されながらも見守り続ける友人トマスには、『トーク・トゥ・ハー』『あなたになら言える秘密のこと』『アイム・ソー・エキサイテッド!』などで多彩な役を演じ、アルモドバル監督やイザベル・コイシェ監督に愛されてきたスペイン映画界には欠かせないハビエル・カマラ。
フリアンを心配する美人のいとこパウラには、リカルド・ダリンとの共演が続く『ブエノスアイレスの夜』のドロレス・フォンシ。
監督・脚本のセスク・ゲイは、自身の母親の闘病体験を経て「この経験をユーモラスな形で表現したい」という思いで本作を製作。世界各国の映画祭で数々の受賞とノミネートをされた。

7月1日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
公式サイト

キャスト

リカルド・ダリン、ハビエル・カマラ、ドロレス・フォンシ、犬トロイロ

スタッフ

監督・脚本:セスク・ゲイ
原題:Truman
脚本:セスク・ゲイ、トマス・アラガイ
編集:パブロ・バルビエリ
音楽:ニコ・コタ、トティ・ソレル
撮影:アンドリュー・レベス
製作:マルタ・エステバン、ディエゴ・デュボコウスキー
後援:スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京、アルゼンチン共和国大使館
配給:ファインフィルムズ
2015/スペイン、アルゼンチン/カラー/スペイン語、英語/108分
映倫:R15+

レビュー

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切ないのにおかしくなる

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:橘葵2017-06-27

余命わずかと宣告された友人との数日間。 深刻な内容なのに、そう感じさせないのは主人公フリアンのユーモアのセンス。 自分の命が短いとしたら。自分以上に大事な存在のために、できることやしたいことが思ってたよりたくさんあるなと気づいたり…

友の死を前にした友情とは??

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:わせい2017-06-22

カナダからマドリッドに訪ねてきた友人との4日間 フリアンとトマスの友情に感動します。 フリアンの人生の選択にトマスが何故か納得してしまう姿に友情を感じます。 飼われていた犬の「トルーマン」がよかったです。 二人の食べる食事がおいしそうでした。