命を燃やすものは、あるか?
【探偵】大泉洋×【その相棒】松田龍平×【新ヒロイン】北川景子
なじみのクラブで、いつも通りのバカ騒ぎをする探偵(大泉洋)のもとに舞い込んだ依頼。依頼主は高田(松田龍平)の後輩=原田(前原滉)で、突然失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというもの。
暇つぶしにと軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子が“ピュアハート”というモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。
ほどなく、その店のオーナーと名乗る美女=岬マリ(北川景子)が、屈強な男たちを引き連れて探偵と高田の前に現れる。店を嗅ぎまわっていたことがばれ、ボコボコにされる2人。“ピュアハート”のバックには、札幌経済界で頭角を現している北城グループの社長=北城(リリー・フランキー)という黒幕がいることを聞き出す。マリは北城の愛人だった。
マリの巧妙な罠に落ちる探偵は、北城のサディスティックな拷問を受け文字通り死にかける…が、高田と共になんとかピンチを切り抜け生還。
しかし今度はマリ共々、北城に追われるハメに。そんな探偵にマリはある依頼をする。それはマリのすべてをかけた切なすぎる依頼。そして、探偵と高田の“別れ”の時が近付いていた――。
【introduction】
豪華ゲスト集結!邦画界唯一にして無二。時代が求めたエンターテインメント。
札幌在住のミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズは、長年ミステリーファンに愛され累計発行部数160万部を超える東氏の代表作。ススキノを縦横無尽に駆け回る探偵の活躍を、ハードボイルドに紡いだこの原作が、2011年『探偵はBARにいる』で初の映画化。主人公=探偵に大泉洋、その相棒=高田には松田龍平。
本作が全くの初共演となる2人だったが、その相性は予想以上。ハードな世界観を絶妙なハーフボイルドに落とし込み、唯一無二の存在感を発揮。日本アカデミー賞優秀作品賞をはじめ数々の映画賞を受賞し、映画史に残る名コンビとして幅広い世代の心をつかむことになる。続く2013年に公開された『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』もヒットを記録し、誰もが次作を待ち望む人気シリーズとして、確固たる地位を築いた。
監督は国民的人気を誇ったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」、映画『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』、『疾風ロンド』などを手がけた吉田照幸監督。
まさに満を持してのシリーズ第3弾は、探偵ファンの期待をはるかに超える“シリーズ決定版”と呼ぶにふさわしい作品となっている。
キャスト
大泉 洋 松田龍平 北川景子
スタッフ
原作:東 直己 「ススキノ探偵」シリーズ(ハヤカワ文庫)
脚本:古沢良太 音楽:池 頼広 監督:吉田照幸
配給:東映