スリー・ビルボード

2017-12-08
2017 Twentieth Century Fox

トロント国際映画祭観客賞受賞/ベネチア国際映画祭脚本賞受賞
観る者を途方もない結末へと連れ去るクライム・サスペンス――。

最愛の娘が殺されてから既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。たちまちそれをよく思わない警察とミルドレッドの間で、激しい諍いが起こる。

【introduction】
本年度アカデミー賞(R)最有力!!

アカデミー賞(R)作品賞に最も近い賞として注目される、トロント国際映画祭観客賞を受賞。先に開催されたベネチア国際映画祭でも脚本賞に輝き、早くも本年度賞レースの大本命と呼び声も高い本作。
ミズーリ州のさびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出したのは、7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッド。犯人は一向に捕まらず、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。ミルドレッドを演じるのは、アカデミー賞Rに4度ノミネートされ、『ファーゴ』で主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンド。署長には同賞に2度ノミネートされた『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のウディ・ハレルソン、彼の部下には『コンフェッション』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞したサム・ロックウェル。
監督は、演劇界で頂点を極めたのち映画界に進出、デビュー作の短編でいきなりアカデミー賞R短編賞を獲得した注目の才能、マーティン・マクドナーが務める。署長を敬愛する部下や町の人々に脅されても、一歩も引かないミルドレッド。その日を境に、次々と不穏な事件が起こり始め、やがて新たな容疑者が現れる──。各々の大切なものを守るために、予想もしない道へと外れていく大人たちをダークなユーモアを潜ませて熱く切なく描き、観る者を途方もない結末へと連れ去るクライム・サスペンス。

2月1日(金)より全国ロードショー!
公式サイト

キャスト

フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ルーカス・ヘッジズほか

スタッフ

監督・脚本・製作:マーティン・マクドナー(『セブン・サイコパス』)
全米公開:2017年
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
配給:20世紀FOX映画

レビュー

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一緒に心の旅をした

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:TAIYAMA2018-03-19

すごくすごく面白かった。予告がちょっとしんどそうな内容だったので見ない気持ちになってたけど、オススメされたので勇気をだして大正解。オススメしてくれたみんなありがとう! 見ながら色んな事を考えました。登場人物達と一緒に精神的な旅をした気分。

女性は強い ネタばれ

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:めぐま2018-01-26

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試写会で見ました。 3つの看板。とてもメッセージ性の強い映画です。 アカデミーノミネート作品というのも見たら納得しました。娘を想う母親の映画は沢山ありますが、この女性は気が強くてケンカっぱやく、怖いもの知らずで見ていて少し笑ってしまうほどです。全体的にテンポも良く間延びせず集中して見れました。ラストの終わり方もあれでよかったです。