ワンダー 君は太陽

2018-04-24
2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.

全世界800万部突破の小説「ワンダー」が
実写版『美女と野獣』の製作スタッフにより映画化!

オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。
生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

本国アメリカ・NYタイムズ・ベストセラーリスト第1位を獲得し、全世界800万部を突破した小説「ワンダー」が実写版『美女と野獣』(17)の製作スタッフにより映画化。
主人公の生まれつき人と違う顔をもつ少年オーガストこと“オギー”を演じるのは、『ルーム』(15)で一躍世界中から注目を集めた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ。本作では中身は普通の男の子でありながら、外見に生まれつきの障がいを抱えるという難しい役どころを演じる。母親のイザベル役には『プリティ・ウーマン』(90)『エリン・ブロコビッチ』(00)のジュリア・ロバーツ、父親・ネート役には『ミッドナイト・イン・パリ』(12)『マイ・ファニー・レディ』(14)のオーウェン・ウィルソンといった実力派俳優が脇を固めた。そして、『ウォールフラワー』(12)で思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで描いたスティーブン・チョボスキーが監督・脚本を務め、昨年メガヒットを記録した実写版『美女と野獣』のスタッフが集結。笑いあり涙あり、観終わった後、誰もがきっと幸せになれる最高にワンダーな物語が誕生した。

6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
公式サイト

キャスト

ジュリア・ロバーツ『プリティーウーマン』『エリン・ブロコビッチ』、オーウェン・ウィルソン『ミッドナイト・イン・パリ』『マイ・ファニー・レディ』、ジェイコブ・トレンブレイ『ルーム』ほか

スタッフ

監督・脚本:スティーヴン・チョボスキー『ウォールフラワー』
製作:トッド・リーバーマン デヴィッド・ホバーマン
原題:『Wonder』 原作:R・J・パラシオ「ワンダー」ほるぷ出版刊
配給:キノフィルムズ

レビュー

この作品のレビューを投稿する
「みんなの映画レビュー」に投稿いただくには、アネモのメンバーになる必要があります。投稿いただいた内容は、一旦、編集部にて目を通した上で掲載させていただきます。詳しくは『みんなの映画レビュー利用規程』をご確認ください。

勇敢なオギーの姿には泣けたけれど…

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:とえ2018-06-18

泣いたわー 予想通り泣いたー 生まれつきの障害により、他の子とは違う顔を持つ少年オギーは、これまで自宅学習をしていたが ミドルスクールからは、他子たちと同じように学校に通い始める しかし、同級生たちは、オギーを化け物扱いし… 原作が児童小説だけに、子供の心に寄り添った物語になっている 見たものをそのまま感じる子供たちは、オギーを化け物扱いするし 当然のようにイジメにも遭うし、友達の裏切りも経験する けれど、初めはオギーの見た目に慣れなかった子供たちはも、 やがて幼いなりに「見た目よりも中身」であることを学んでいく 私には子供はいないけれど、すっかり親の目線でオギーのことを見ていて オギーのような子供がいたら、いてもたってもいられないだろうと思った それでも、ジュリア・ロバーツ演じるお母さんは、「かわいい子には旅をさせよ」のような気持ちで、誰よりも優しく賢い息子の背中を押して学校に通わせたし、 その苦渋の選択は正解だったと思う オギーが学校へ通うようになって、オギーだけでなく、クラスメイトたちも、一年でオギーからたくさんのことを学んだからだ ただし、これはファンタジーだと思ってしまうほどに、全てがうまくいきすぎだし、ここに真実はない いくら小学生だといっても、悪魔のような子はいるし、そういう子を排除すれば問題が解決するわけでもない オギーは、これから社会へ出ていくにあたり、いかにそんな悪魔と共存して生きて行けばいいのかを学ぶことが、本当の教育だと思う 周りの子たちが100%改心するなんてことは、ただの理想郷であり 臭い物に蓋をしてやり過ごすのでは、 いつまでも免疫ができない そうではなく、本当の社会の汚さを知ることも、生きていく上で大切なスキルなのだと思う さんざん泣いておいて、こんなことを言うのもなんだけど その辺に児童小説ならではの、物足りなさを感じてしまった イジメの根っこはもっと深く広く張り巡らされたものだと思う ただ、どんな時も負けないオギーの強さは素晴らしかったと思う

明るくからっとユーモアにとんだ作品

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:TAIYAMA2018-05-29

主人公のオギーはもちろん彼を取り巻くすべての人が大なり小なり心に痛みや困難を抱えているけど、それも生きていくうえで大事なことだと、優しい目線で語っている。家族みんなで見てほしい作品。

「映画を見て泣きたい」方にお勧め

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:アネモニックネーム2018-05-18

 「遺伝子疾患で人とは異なる顔で生まれてきた(同上)」主人公オギー。  学校で何が起きるかは誰もが想像する通り。身近な方々の葛藤は並大抵のものではない。  しかし、そんなオギーを支えるこの上ない味方がいた。  オープニングからの全てのシーンがエンディングに向けての伏線。エンディングが全て。  見え透いたストーリー構成でありながら、心揺さぶる人間ドラマ。  「映画を見て泣きたい」方にお勧めできる近年稀にみる作品です。