日別アーカイブ: 2015年9月4日

儚い

なんだか呼ばれた気がしたので、フとみると蟬。

お腹をだして道端に裏返っていたので、死んでいるかと思ったら、私が横を通る時に「ジー!」と叫んだ。

「生きてる」。

思わず指を差し出すと、しがみついてきた。

そのままわが家の納屋の下、カブトムシのいたところに降ろしたら、止まり木にとまった。IMG_5807.JPG

「あんたキレイな青色だねぇ」。蟬は沈黙していたが、私をジッと見ているような気がした。

翌日、そのままの姿で動かなくなっていた。安らかに逝けたならいいのだけれど。