なんだか呼ばれた気がしたので、フとみると蟬。
お腹をだして道端に裏返っていたので、死んでいるかと思ったら、私が横を通る時に「ジー!」と叫んだ。
「生きてる」。
思わず指を差し出すと、しがみついてきた。
そのままわが家の納屋の下、カブトムシのいたところに降ろしたら、止まり木にとまった。
「あんたキレイな青色だねぇ」。蟬は沈黙していたが、私をジッと見ているような気がした。
翌日、そのままの姿で動かなくなっていた。安らかに逝けたならいいのだけれど。
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