老逸

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ここのところ東洋医学の本を乱読している。

食生活の見直しの参考に食養や漢方について知りたかったのだけれど。

思わずドキッと2度見したページがあった。それは、労働や休息の過多による病因「労逸(ろういつ)」という項目だ。

労逸は…

考え過ぎなどの精神疲労…老神過多、労働の過剰…労力過多、性行為の過剰…房事過多 からなる「老倦(ろうけん)」

運動不足や休み過ぎ…「安逸過多(あんいつかた)」に分かれるそうだ。

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20代、睡眠時間が3~5時間ほどで、ほとんど机に座って描いているだけだった時期に、足の筋力が低下してなんと走れなくなったことがある。

走りたい時に足がカクカクしてスピードがまったく出なかったのだあまりのショックに毎日筋トレを始めて、その時は半年くらいかかって走れるようになった

この数年、毎日の歩数が車生活でめちゃくちゃ減っていたので、運動不足の「安逸過多」という言葉をみて、上記のエピソードが頭に浮かんだ。

「安逸過多」は、「気血や脾の働きを低下させ、食欲不振や疲労感、動悸、息切れなどを現す。」とある。

「何もしていないのに疲れている」っていうのは、「安逸過多」もあるのだろうか。

なんにせよ、労働と休息の適度なバランスが、健康に生きるためには大切なのだと本を読んで改めて考えさせられた。

5月に入ってから1日10000歩を目標に歩くようになったので、半年後を楽しみに続けたい。

(参考図書:これ一冊できちんとわかる 図解東洋医学 監修 関口善太 株式会社マイナビ発行 237ページ)