カテゴリー別アーカイブ: 精神医療

ひょうかれん創立50周年記念大会

昨日はひょうかれんの創立50周年記念大会に参加してきました。

元町

会場は神戸の元町駅周辺だったのですが、学生時代ちょくちょく元町商店街に遊びに行っていた私は、若いころを懐かしく思い出しながら会場まで歩きました。

この日は大会第2部のトークライブで、夏苅先生と糸川先生となんと5年振りの再会 めちゃくちゃ嬉しくて、あっという間に時間が過ぎてしまった感じでした。

トークライブの最後にあった質疑応答で、ご自身のご家族の経験から「精神科病院での隔離・(身体)拘束」の問題について、みなさんにも(関心をもって)考えて欲しいというご意見があり、ちょうど私は手元にそれに関する資料をもっていて、ブログで入手先(アップロード先)を紹介するお約束をしたので以下に書かせていただきます。

氏家さんjpg

「迷走する精神医療 進む精神科病院の二極化」(2008年刊行)の著者 氏家憲章さんの「日本の精神科医療 現状と問題点と展望 予想される‘3つのケース‘」という資料。8、9ページが隔離室・身体拘束に関してかかれています。

こちらを→クリック

 精神科病院というと、認知症でもお世話になる診療科なので関係ないと思わないで、多くの皆様にちょっと目を通してもらえると嬉しいなぁと思っています

 

 

 

 

 

「統合失調症のひろば」2019年秋号発売

ひろば19秋

「統合失調症のひろば」2019年秋号が9月30日発売になりました。

今号の特集は「女性の恋愛、結婚、セックス」です。

目次は日本評論社のサイトにて→「統合失調症のひろば」2019年秋号

読み応えのある内容なので、1つの記事をマーカー片手にじっくり読むのが好きなのですが…最初に目がついて読んだ19ページからの「なぜなぜ坊やは止まらない」という野中芙美さん(精神保健福祉士)の原稿は心に響く物がありました。

原稿の結びの一節にあった文章。(21~22ページ)

「振り返ると、私がなぜなぜ坊やと化すのは、相手が一つの考えやものごとを「当たり前」のこととして提示してきた時が多いように思う。「当たり前」という抽象的な前提のもとに、一つの考え方やものごとがまるで正解かのようになってしまうことに対して、その前提自体に疑問を投げかけたくなってしまうのだ。…中略…「今、当たり前とされていることは本当に正しいことなのか」「その正しさの根拠はどこからくるのか」と周囲にも自分自身にも、疑問をもつ『なぜなぜ坊や』でありつづけたい。」

私も野中さんのように自分の中の「なぜなぜ坊や」を常に発動させていたいと思いました。

他の原稿も読むのがとても楽しみです

 

30年ぶりの再会!

夏苅郁子先生から、講演会のご案内をいただいた。
チラシを見て「わ~!」と思ったので、当方ブログでもご紹介します。
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つながりの幸福論 スピリチュアルハピネス 
何が人を幸せにするのか
ホリスティック医学シンポジウムin関西2019
2019年10月6日
開場9:50 開演10:20 閉会17:00
場所:サーティホール(大阪府大東市)
参加費用 4500円
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詳細のチラシは→ここをクリック
講師のおひとりにホスピスケアの柏木哲夫先生のお名前があって、私はとても驚いた!夏苅郁子先生の著書でご登場されている柏木先生じゃないですか!!
夏苅著書柏木先生
なんでもお二人は30年ぶりの再会になるのだとか。
きっと昔ばなしにも花が咲くのだろうと想像して思わず私までワクワクさせられました
ところで…スピリチュアルっていうと、アセンションとか占い的なことを最初に想像してしまうのですが…
スピリチュアリティは大きく4つの分野に分けられるらしい。
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①医療や看護の分野
②トランスパーソナル心理学の分野
③宗教社会学の分野
④ブームとしてのスピリチュアル
(現代のスピリチュアル志向にわれわれはどう応えるか 鈴木晋怜 86~88ページ内より引用)
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私が最初にイメージしたのは、③と④のスピリチュアルだったわけですが、ご紹介したシンポジウムは、①②の内容なのだなぁと引用先の文章を読み想像しました。
とても興味深い内容でしたので、関心のある方は上記引用先のコチラの文章もご覧ください→ココをクリック

韓国版「人は、人を浴びて人になる」

2017年8月に刊行された、夏苅郁子先生のご著書。

「人は、人を浴びて 人になる」~心の病にかかった 精神科医の 人生をつないでくれた 12の出会い~ ライフサイエンス出版 

この本の韓国版の書籍が出版されました

夏苅1

韓国版の本の装丁も素敵ですね

カバーをとったら…

夏苅2

同じ景色(イラスト)なのに、違う印象になってる

このカバーの細工に込められた想いなど、制作の方に聞いてみたい気持ちになりました

 

夏苅3

中にはイラストも入っていました

本の装丁が可愛くて、是非みなさんにも見ていただきたくなりアップしました

 

 

 

統合失調症のひろば(2019年春号)

「統合失調症のひろば」(2019年春号)が3月29日刊行予定です。

 

「ひろば」は11号(2018年春号)から表紙をリニューアルしていて、色彩豊かで力強い動物のイラストが目印

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新刊の表紙はなんとも迫力のある虎さんで、特集テーマは「お金の話」

生活とは切ってもきれない大切な話題なので、どんな内容がラインナップされているのかと楽しみにしているところです。

ちなみに、私は「晴天の霹靂(へきれき)」というタイトルで、「相続放棄」に関する体験談を書かせてもらいました。

 

第6回 全国版 子どもの集い・交流会

子ども

24日は日本福祉大学東海キャンパスにて開催された「第6回 全国版 子どもの集い・交流会」に参加しました。

ヤングケアラー

午前は「英国における ヤングケアラーへの取り組み」と題して、立正大学社会福祉学部 森田久美子先生のお話でした。

ケアラー1

ケアラー2

ヤングケアラーとは、「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子ども」のことで、イギリスでは「最後に発見された介護者」と呼ばれているそうです。

精神障害者の「家族」でもこれまで「親」と「きょうだい」にフォーカスされがちで、「子ども」の存在はここ10年でようやく認知され始めたことと、イギリスでの「最後に発見された介護者」という表現が重なって、どこの国でも「子ども」は見落とされていたのだなぁということを考えながらお話を聞きました。

イギリスではヤングケアラーの発見から、30年ほどかけて法律や支援の仕方などを改善してきているらしく、日本ではまだ「ヤングケアラーの認知」が社会全体に浸透していないので、そこから始めていかないといけないということを確認させられました。

ヤングケアラープロジェクト

ヤングケアラー支援のページ

講演では、イギリスで年に1回実施されている、ヤングケアラーフェスティバルの動画を見ることができたのですが、そのフェスティバルでは、ヤングケアラーの子どもたちが1800人ほど終結して、交流や色々な体験(ゲームや音楽、芸術、色々な楽しい遊び)、情報や相談の提供など、充実したひと時を過ごしている様子が映しだされていました。1年ぶりにフェスで再会した子どもたちがハグしている姿は、今日私自身が再会を果たし、喜びに満ちている気持ちを代弁している映像に思えて、思わず嬉しくなりました。

昼食をはさんで、午後からは軽くゲームをした後、5、6人の小グループに分かれての交流会でした。

数十年ぶりにフルーツバスケットなる椅子取りゲームをしましたが、童心に帰ることができてとても楽しかったですはじめて会った人とちょっと距離が近くなれる。隣の人と言葉を交わしながら身体も動かすゲームは心をほぐす作用が高いと知りました

お互いのことを語り合う交流会は、家族会で私がもっとも楽しみにしていることです。相手の体験に触れることで、自分自身を顧みたり、人生においての困難を乗り越えるための学びやアイデアを得る大きな機会この日も多くの学びと考えさせられる内容があり、会が終わってからずっと自問自答し続けています。お話がきけてとてもよかったです。交流させていただいたみなさん、ありがとうございました。

チームが違って、少ししかお話できなかった方もいたのが残念でしたが、またの再会を楽しみにしています

余談ですが…

フエルト

土田先生が可愛いフエルトのオカメインコをくださった鳥のグッズが大好きなのでとても嬉しいですありがとうございます早速飾りました

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わが家

話は変わって…じつは本日、なんと「わが家の母はビョーキです」が刊行して10周年なのです 初版が2008年11月25日

この作品は私の心の領域でしんどかった部分を軽くしてくれた大切なものなので、とても感慨深いです。この本を描く時に支えてくださった親友と友人、家族、支援者の方や家族会の友人たち、担当編集者の綿谷さんに改めて感謝申し上げます。そして、本を手に取ってくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

ワセダクロニクル

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2018年秋号の「統合失調症のひろば」に薬と探査とジャーナリズム/花田達郎 という記事が掲載されているのですが、

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医療記事は信用できるか

「新聞やテレビは間違ったことを載せないし、放送しない」と、いまだに多くの人々が思っているようです。しかし、その信用には根拠がありませんし、裏切られていると私は思います。そういう「マスコミ」とは別のことをやろうと、そこを退社して、新しいニュース組織を立ち上げたジャーナリストたちがいます。           (62ページ冒頭より引用)

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冒頭からとても興味をそそられる内容でした。

この新しいニュース組織「ワセダクロニクル」のサイトにも、シリーズ「製薬マネーと医師」「買われた記事」「強制不妊」など、読みごたえのある特集記事が掲載されていますのでご紹介します。→ワセダクロニクル

 

 

 

 

 

 

夏苅先生の講演会

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昨日は夏苅先生の講演会に行ってきた。タイトルは「心病む人が自立するために必要なこと」~当事者・家族・精神科医の3つの立場を持つ私から伝えたいこと~

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かつて、私が統合失調症の母親への対応で悩んだ際、一番役にたったのは、同じ体験をしているご家族の話と病気の当事者の方の体験談だった。

専門職では、日常をともに見てくれている、地域活動支援センターのスタッフのアドバイス。生活そのものを見ていない精神科医は、まるで他人事のようなアドバイスや、理想的だけれど現実感のない話ばかりで、ほとんど役に立たなかったのだ

夏苅先生の話はとても現実的で、腑に落ちる話ばかりで、最後までうなずきながら聞いた腑に落ちる話というのは、心に入ってくる。心に入ってきた内容は忘れないものだ。おおいに刺激を受けて帰ってきた

夏苅先生は当事者・家族と医師の間の壁を取り除くために、動いてくださっている。家族会で「主治医とうまくコミュニケーションできない」という相談を多く受けたことが、この壁について考えるきっかけにもなったそうだ。

かくいう私も、母の主治医とのやりとりには、相当に苦労してきた家族である。母の主治医は発病からの36年間に13人ほど変わり、医療機関は民間の精神科病院が5つ。大学病院が1つ。町のクリニックが2つ。計8つにかかっている。

家族の私の評価としては、本当の意味で対等に話ができた医師は2人だった。医師と対等に話せるというのは、本当に「楽」妙な人間関係(上下関係や医師の機嫌など)を気にせず「病気のこと」そのものに集中できるからだ。

以前ちゅまログでも紹介したけれど、夏苅先生が当事者・家族と医師の壁をとりのぞくためにやっている活動のひとつである、有志の先生方と作った「質問促進パンフレット」を講演会でいただいた。直接手に取ってみたが、とても見やすい。

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ネットからもダウンロードできるので、興味のある方はこちらを→クリックしてください

このパンフレットがあっても、医師に質問をするのにとても勇気のいる患者さんも多いとのこと。また、待っている他の患者さんを気遣って、時間をとらせては申し訳ないと遠慮される方もいるそうだ。

夏苅先生は医師側からのアドバイスとして、

『「今日はこの質問を教えてください」という聞き方をするとよい』とおっしゃっていた。「今回はこの質問」という形で聞くと、他の患者さんも待たせ過ぎないし、医師も安心して答えやすいそうだ。

医師は「質問される」ことで考え伸びるので「質問する」ことをあきらめないで粘ってほしいとのこと。

そして、現在やっているクラウドファンディング「精神科医のコミュニケーション能力」の評価の冊子制作企画は、当事者・家族の本音を医師や医療者に伝える(届ける)ためのものだ。家族や当事者は他の人たちがどんな評価をくだして、どういうところを見ているのかの参考になるだろう。

昨日夏苅先生の想いを改めて聞いて、この冊子を手に取るのがますます楽しみになり、より多くの人の手に渡ってほしいと思った

私は機会があると、精神医療業界以外の方には「精神疾患に興味がおありですか?」という質問をするのだけれど、「周りにいないので、まったく興味がありません」という答えが返ってくることがある。

タキさんにその話をしたら、

「高齢者介護の仕事をしていると、精神科はとても身近だよ。だって、認知症でかかる診療科だから」との答えが返ってきた。

精神科は誰しもが関わるかもしれない診療科だ。もし、自分が、自分の家族が、友人が、かかった時に安心して受診できる、信頼できる医療機関であってほしいと切に願う。医師とともに対等な関係で、協働できる診療になりますように…。

夏苅講演会

講演会に行くことを知らせていなかったので、先生のリアクションが面白かった

 

 

 

 

目標達成!

ちゅまろぐ
夏苅先生のクラウドファンディングが目標達成いたしました
ありがとうございます
トップページ(&活動報告)に夏苅先生からのメッセージが掲載されましたので、みなさまにも是非お読みいただければ嬉しいです
目標金額は達成しましたが、クラウドファンディングの締め切りは12月14日23時59分です
引き続きの応援を宜しくお願いいたします
私も締め切り最期まで、応援しつづけます

朝日新聞 フォーラム

本日の朝日新聞フォーラムに統合失調症の記事が掲載されました。朝日新聞のサイトでも公開されましたのでご覧ください。

精神疾患のある子監禁 事件の背景・対策、専門家に聞く(長富由希子記者)

前回の記事はコチラ↓

身近な病気、統合失調症(2018年3月12日)