| しばらくのご無沙汰でございました。ボルドーだった「もしのゴールド」です。「だった」のワケは後ほどと致しまして、かれこれ2ヶ月経っちゃいましたが早速前回のギリシャ旅行記の続きに参ります。 |
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| 朝食なのにめっちゃ山盛り |
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| 第一日目でちょっぴり調子にのってアテネビールを飲みすぎた私は、朝の6時ごろにトイレで起きてしまい、もう出掛けたくてウズウズ状態。とはいえ外はまだ真っ暗なので、とりあえず朝食を食べようかとホテルのレストランへ行ったら、ここでちょっとびっくり!朝食なのにめっちゃ山盛りのソーセージと何故かミートソースのパスタがどっさり置いてありました。たちの悪い二日酔いイジメなのかと思ったら、その後にでっかい若者アメリカ人がわんさかやってきてバクバク食ってました・・・。聞いてみるとバレーボールの親善試合がアテネであったそうで、その選手たちでした。私は選手じゃないのでゆったりとクロワッサンでもと思いきや、隣の兄ちゃんから「一皿持って来すぎたからどうぞ」と渡されてしまい、やむなくパスタとマッシュポテトとスクランブルエッグを食し、朝からかる〜い胸焼けでの一日のスタートとなりました。 |
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| 遺跡散策にレッツゴー!! |
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ホテルを出て、まずはなんと言っても欠かせないアクロポリス遺跡にレッツゴー!!王道ですから一人旅行には外せません。ここにはパルテノン神殿を始めとする、みなさんが想像するギリシャの雰囲気がもうどわ〜っと・・・と言いたいところですが正直ちょっとガッカリでした。時期が悪かったのか至る所で修復工事が行われていて、何やら工事現場めぐりに近い感じになってしまって少々へこみ気味。せっかくこのコラムでウキウキなレポートをと思っていたのに書けることがあまり無い〜!だって工事のおっちゃんなんていないもん、私がイメージしてたパルテノン神殿にはさぁ・・・。「現代の技術で再生がなされなければ持たんようなら壊れちめぇ!!」と江戸っ子気質の私は半ばふて気味で坂を上り下り(ほぼ最初から最後まで坂道のみ)してました。
でも転んでもタダじゃあ起きないとばかりに細かな装飾に目を向けると、やはりここには古代人の意気込みというか神への憧れみたいな物が感じられました。考えてみると、哲学者と言われる古代ギリシャの人々は「頭の柔らかい芸術家であり、頭の固い数学者でもある」んだなぁと思いました。建物を、しかも神の神殿をきっちりと計算して作るというのは、現代では当たり前になっているけど、紀元前の頃からそんなことを考えてるって何やら不思議に感じませんか?相当の時間の余裕と、堅物であるカリスマがいないと出来ない事ですよね。そのころの日本では竪穴式住居だとか言ってた時期。そんな時代にこれを作ると決めたやつとは友達にはなれそうもないかな〜なんて思ったりして!!いや多分この時代に生きてたら確実に石を運ばされていた気がしてならない・・・現代に生まれてよかった。 |
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| ちょこっと不思議 |
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遺跡散策を終えてお昼過ぎに街に戻ってきたので、カフェで軽い昼食をと思いカフェに入ると、コーヒーの種類の多さにちょっとびっくり!アイスコーヒーって実はフランスにはあまり無くてスタバとかにいかないと無いんですが、土地柄かアイスコーヒーの種類がいっぱいあってちょっとウレシかった。でも値段はかなりお高めです。ボルドーのカフェは大体高くても2ユーロぐらいですが、アテネでは4〜5ユーロが相場です。ちなみにビールはどちらも同じ3ユーロ。カフェはパリより高いのに食べ物と煙草はめちゃ安い。同じヨーロッパでもところ変われば違いがはっきり出る、というのが、「島国、日本人」の私にはちょこっと不思議に感じられます。
それならその不思議に思う元である「ギリシャ人の生活スタイルはどうなのよ?」と思って、今度は現代のアテネ人の生活を感じてみるべく、アルゴ(市場のことです)に行ってみました。ずら〜っとならぶ皮を剥かれた羊と牛と鳥さんたちに始まり、地中海で獲れた魚や魚介などはかなり良心的な価格で売られていました。そして下町と言われるプラカ地区に行ってみると、どことなく下北沢か横須賀ドブ板通りって感じの商店街があって地元の人でにぎわっていたのですが、多少の身の危険を感じる雰囲気もありました。そこから10分ほど歩いて高級地区のコロナキ地区に行ってみると、まるで別世界のようにハイクラスの雰囲気が漂うブティックやレストランが並ぶ高級住宅地。全く違う国に感じられるほど違っていました。私が今まで暮らしてきた日本やニュージーランド、フランスで感じたのとは全く違う、本当の「貧富の差」を実感し、この国の今の現状が見えた気がしました。 |
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| 古き歴史を持つこれから再生の街のアテネ |
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過去の物、現代の物、必要最低限の物、嗜好品、そして貧しい者と裕福な者がはっきりと別れている場所で、それをお互いがはっきりと理解しているのがアテネなのだ、と私には思えました。だからこそ悪気無く騙す者もいれば、芸能人並みに着飾るご夫人たちも、同じ都市に北と南に分かれているとはいえ、10分で行き来できる場所で生活しうるのではないかなと思う。だから嗜好品のカフェは高くていいし、食材は安く買える。ビールは安いがフランスワインは高い。「古き歴史を持つこれから再生の街のアテネ」が私の印象でした。納得いかない事も多々あったけど、最後にプラカのバーから見たパルテノン神殿の夜の情景の美しさに「来て見てよかったなぁ」と、オールOKになってしまう単細胞な私なのでした。
さてここでみなさんにお知らせです。私、実を言いますともうボルドーにはいません。ボルドーでの仕事に自分の中で一区切りがついたこともあり現在はフランスのお隣の小国「モナコ公国」におります。ですからこの「MoshiMoshi料理長のボルドーの厨房からもしもし」はこれにて一時終了になります。私のつたない文章を今まで読んでいただき感謝します。それではまた!! |
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| 名前:もしのゴールド |
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フランスのボルドーにある日本料理店「MoshiMoshi」の料理長。日本、ニュージーランドを経て現在フランス在住2年目。海外在住12年の変わり者の料理人。 |
| 日本料理店 『Moshi Moshi』 |
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| フランスレストラン審査機関「FOODING」国内レストラントップ200及びフランスジェトロ推薦優良日本料理店50に選ばれているボルドーの日本料理店。 |
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