「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18」 ロイヤル・バレエ「不思議の国のアリス」

2017-11-18
ROH.Johan Persson

夢を誘われる、幻想的なバレエに。
心を奪われる、情熱的なオペラに。

バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18」と題し、全国の映画館で順次上映される。
12月1日(金)より全国公開が始まる、本シーズン3作目『ロイヤル・バレエ「不思議の国のアリス」』は、ウサギを追いかけた少女アリスが不思議な冒険をする、世界中で愛され続けているルイス・キャロルの原作小説 。人気振付家クリストファー・ウィールドンによる振付で創りあげられた生き生きとしたバレエ。

ある晴れた日の午後、姉たちと一緒にガーデンパーティに参加していた少女アリス。庭師の青年ジャックにタルトをあげたのに、アリスの母は彼が盗んだと誤解して騒動に。そんな中、両親の友人ルイス・キャロルが突然白いウサギに変身!彼を追いかけてウサギの穴に入ったアリスが迷い込んだ不思議な国で出会ったのは、魅力的なハートのジャック。
チャーミングな彼に心を奪われるアリスだったが、タルトを盗んだと彼を追うハートの女王、帽子屋のマッドハッター、おかしな侯爵夫人が入り乱れて大混乱!
ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」をもとに、人気振付家クリストファー・ウィールドンが、アリスの恋を交えながら楽しくて猥雑で子供から大人まで楽しめるバレエを創り上げた。

12月1日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか、全国順次公開
公式サイト

キャスト

ローレン・カスバートソン(アリス)、フェデリコ・ボネッリ(ハートのジャック)、ジェームズ・ヘイ(ルイス・キャロル/白ウサギ)、ラウラ・モレーラ(ママ/ハートの女王)、スティーヴン・マックレー(マジシャン/マッドハッター)

スタッフ

振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット
指揮:クン・ケセルス
配給:東宝東和

レビュー

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華やかで楽しいアリスの世界

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:明日風2017-11-28

anemoさまより試写会のご招待を頂き、観てきました。 「舞台演劇をスクリーンで観る」のは経験がありますが、バレエは初めて。とても面白い体験になりました。 3幕構成で公演と同じく、各幕ごとに休憩があり本編の前にキャストや制作陣による見所等のコメントがあり、この辺りはちょっと得した気分。 劇場でバレエ鑑賞というと、馴染みのない人にはどうしても敷居が高いように感じられますが、これなら映画の延長としてもう少し気楽に観に行かれそう。バレエ鑑賞の入門編としても悪くないと思います。 さて肝心の「不思議の国のアリス」。よく知られた内容をバレエでどう表現するのか気になっていましたが、正統派クラシックバレエのみならずコンテンポラリー、そしてタップダンスまで取り混ぜたとても面白い内容になっていました。 (この取り合わせの奇妙な感じが、アリスの世界観をよく表現していたと思います) 華やかな衣装・セット類なども含めて、バレエを初めて鑑賞する方にも楽しめる素敵な作品です。 ……トータルの所要時間がちょっと長いですが。