レビュー
1968年カンヌ映画祭
さすがジャン=リュック・ゴダール のミューズ、アンヌ・ヴィアゼムスキー役のステイシー・マーティンが大変キュートで可愛いです。 60年代に次々とヒット作品を世に送り出したゴダールが学生運動・政治闘争激化の五月革命でいかに苦悩し行動したかをミューズの目から描かれます。 1968年、ゴダールたちはカンヌ映画祭をボイコットしたが、50年後の2018年カンヌ映画祭で特別賞を受賞しました。
もうすぐ19歳のアンヌは、パリで暮らす哲学科の学生。そんな彼女の人生に驚きの出来事が起こる。映画を変えたと世界中から注目される天才監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、彼の新作『中国女』で主演を飾ることになったのだ。新しい仲間たちと映画を作る刺激的な日々、そしてゴダールからのプロポーズ…。生まれて初めての体験ばかりの毎日に、アンヌはあらゆることを夢中で吸収していくが、パリの街ではデモ活動が日に日に激しくなり、ゴダールは次第に革命に傾倒していく――。
ジャン=リュック・ゴダール監督作『中国女』の主演女優であり、ゴダールの2番目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を映画化。
若くしてゴダールと出会い、そのミューズとなったアンヌ・ヴィアゼムスキーを演じるのは、『ニンフォマニアック』で主人公ジョー(シャルロット・ゲンズブール)の若き日を演じ、美しさと衝撃が相まった鮮烈なスクリーンデビューを果たしたステイシー・マーティン。また、時代の寵児ジャン=リュック・ゴダールを演じるのは、ゴダールが牽引したヌーヴェルヴァーグから多大な影響を受けたとされるフィリップ・ガレルの息子ルイ・ガレル。そして監督は、『アーティスト』で第84回アカデミー賞(2012)にて作品賞、監督賞をはじめとする5部門を受賞し、その才能を世界に知らしめたミシェル・アザナヴィシウス。
今年のカンヌ国際映画祭のポスターにも『気狂いピエロ』のキスシーンが採用され、更に新作がコンペティション部門に入るなど、今もなお世界中で敬拝され愛される巨匠ゴダール。彼と10代で出会い、共に時代を駆け抜けたアンヌの知られざる日々を、今まさにフランス映画界を代表する監督・俳優陣によって描く注目作品。
2017年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品
ルイ・ガレル『サンローラン』/ステイシー・マーティン『ニンフォマニアック』/ベレニス・ベジョ『ある過去の行方』ほか
監督:ミシェル・アザナヴィシウス『アーティスト』
原作:『それからの彼女』(DU BOOKS刊・原題『Un an apres』)
配給:ギャガ
さすがジャン=リュック・ゴダール のミューズ、アンヌ・ヴィアゼムスキー役のステイシー・マーティンが大変キュートで可愛いです。 60年代に次々とヒット作品を世に送り出したゴダールが学生運動・政治闘争激化の五月革命でいかに苦悩し行動したかをミューズの目から描かれます。 1968年、ゴダールたちはカンヌ映画祭をボイコットしたが、50年後の2018年カンヌ映画祭で特別賞を受賞しました。