ジュラシック・ワールド/炎の王国

2018-06-11
Universal Pictures

巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み25年ー。
全世界待望のシリーズ最新作にして、2018年最大の超大作!

ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク<ジュラシック・ワールド>を有する島、イスラ・ヌブラル島では<火山の大噴火>の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた――。
そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!

“恐竜”に 巨匠・スティーヴン・スピルバーグが命をふきこみ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に『ジュラシック・ワールド』として新たにスクリーンに登場すると、全世界のトータル興行収入は16億7000万ドルを突破、日本でも2015年度公開映画の“年間興行収入No.1”となるメガ・ヒットを記録した。そして『ジュラシック』シリーズ誕生25周年という節目を迎える2018年、三部作にわたるシリーズの最新作となる本作。
前作に引き続き主要キャストは、恐竜と心を通わせる主人公オーウェン役にクリス・プラット、<ジュラシック・ワールド>の運営責任者であったクレア役にブライス・ダラス・ハワードが続投。
監督は『怪物はささやく』で素晴らしい手腕を発揮し、ゴヤ賞9部門を受賞したハリウッド注目の鬼才J・A・バヨナが大抜擢。前作の監督であり本作では製作総指揮・脚本を務めるコリン・トレボロウ、そしてトレボロウと共に製作総指揮を務める『ジュラシック』シリーズの生みの親スティーヴン・スピルバーグが作品を更に<進化>させている。

7月13日(金)より全国ロードショー
公式サイト

キャスト

クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、B・D・ウォン、ジェームズ・クロムウェル、テッド・レヴィン、ジャスティス・スミス、ジェラルディン・チャップリン、ダニエラ・ピネダ、トビー・ジョーンズ、レイフ・スポール、ジェフ・ゴールドブラム

スタッフ

製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレボロウ
製作:フランク・マーシャル、パトリック・クローリー、ベレン・アティエンサ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
監督:J・A・バヨナ
配給:東宝東和

レビュー

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過去に学ばない人間の愚かさと受けるべき報い

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:とえ2018-07-19

面白かった!! 最後はちょっと感動してウルっときたわ 前作で、恐竜たちが反乱を起こし、パークが壊滅してしまった島 その島の噴火により、恐竜が絶滅の危機に そこで、オーウェンとクレアは、ヴェロキラプトルのブルーを救うために島へと向かう しかし、島では「金儲けのため」に、人間たちによる恐竜の乱獲が行われていた その人間たちによる恐竜の乱獲というのは初めてのことではない 「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2」でも、金儲けのために乱獲をしていた その時、人間たちはTレックスを本土に上陸させるが、ジェフ・ゴールドプラムによって人類は救われる しかし、20年の月日が経ち、ジェフ・ゴールドプラムの警告にも耳を傾けず 人類はまた同じ過ちを繰り返すのだ まず、この映画が、前作の「ジュラシック・パーク」シリーズにオマージュを捧げつつ、この作品とつなげていて「全く進歩しない人間」を描いているところが素晴らしいと思った だからこそ、人間は過去に学ばず、目先の利益に目がくらむ愚かな生き物であり 「遺伝子操作」というパンドラの箱を開けた結果、その報いを受けることになるという話に説得力が出て来る もしも、それが本当にパンドラの箱で、どこかに希望が残っているとすれば、それはオーウェンとブルーの絆に残されているのかもしれない 最後にメイジーがくだした決断には、思わずウルっときてしまった 新たな命を作り出した人間には道義的責任があり、命あって生まれてきたものたちには、自由に生き延びる権利があるのだ この映画の影や音の使い方を観ると、恐竜映画でも、怪獣映画でもなく、ホラー映画寄りなのは監督がダークな世界が得意なJ・A・バヨナだからだろう とても重要なのポイントに子供を使っているのも彼らしいと思う これはどう観ても、神の領域を犯した人間たちへの警告であり、 神の気分になった王国の主に対する Fallen Kingdom なのに、邦題が「炎の王国」になってしまったのはとても残念だった