【プレゼント】第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞!『母という名の女』一般試写会10組20名様ご招待

母という名の女第70回カンヌ国際映画祭、ある視点部門審査員賞を受賞、『父の秘密』(12)、『或る終焉』(15)のメキシコの気鋭ミシェル・フランコの最新作『母という名の女』が、6月16日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開となる。
主演はペドロ・アルモドバル監督の『ジュリエッタ』(16)のエマ・スアレス。撮影は『ホーリー・モーターズ』のイヴ・カープ。闇を覗き込んだ母娘の緊張感あふれる関係にメスを入れ、母、あるいは家族という幻想を吹き飛ばす、衝撃のミステリー。
このたび、本作の公開に先駆け、下記日程において一般試写会の実施が決定いたしました!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
※応募締切:5月30日(水)

『母という名の女』 一般試写会10組20名様ご招待!

【日時】6月8日(金)17:30開場/18:15開映
【場所】メキシコ大使館(
東京都千代田区永田町2-15-1)
※当日は会場にて「当選通知書」もしくは「当選通知メール」のご提示とお名前を確認させて頂きます。(同伴者様は不要です)
※その他の「ご注意事項」は、各応募フォームに記載させて頂いております。


プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。


メキシコの気鋭ミシェル・フランコ監督が母と娘の確執を描く衝撃のミステリー

メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に建つ瀟洒な別荘。そこに二人きりで住む姉妹のもとに、長い間疎遠になっていた美しき母が戻ってきた。17歳の妹は同じ歳の少年との間に子供を身ごもっており、突然舞い戻った母は献身的に娘の面倒をみるのだが、娘の出産をきっかけに、自身の影のある深い欲望を忠実に遂行していく…。
母にいったい何が起きたのか?彼女はそもそもいったい誰なのか――?闇を覗き込んだ母娘の緊張感あふれる関係にメスを入れ、母、あるいは家族という幻想を吹き飛ばす、ミシェル・フランコ監督による衝撃のミステリーがついに公開となる。

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フランコ監督は、陰湿極まりないイジメで自分の娘を傷つけた少年たちに凄惨な復讐をする父親を描いた『父の秘密』(12)で、第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門グランプリに輝き、続いて、末期ガンの患者から安楽死幇助を頼まれたティム・ロスの演じる看護師が苦悩する姿を描いた『或る終焉』(15)で、第68回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。本作においても第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞、カンヌの申し子と言われる所以である。
これまでの作品でも、崩壊に瀕した家族、人間の内に潜む理不尽な暴力性、あるいは生と死という切実なテーマをめぐって、一作ごとに新たな問題提起を行い、国際的な名声を博してきた。本作でも、ふたたび家族という主題をめぐって意想外な視点からスポットを当て、観る者を不穏で不安定な世界へと導いていく。

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ペドロ・アルモドバル監督の『ジュリエッタ』できらびやかなヒロインを演じたエマ・スアレスは、本作において、内に秘めた欲望をとめどもなく全開させ、モラルの重力から解放された、理不尽極まりない行動に突っ走る、モンスターのような「母」というキャラクターを演じている。
優雅にヨガをし、高級マンションと別荘を持ち、クラブで踊り、男たちを欲情させ、なによりも娘たちより美しい母。そして娘たちからも、元夫からも嫌悪されている母。彼女はいったい何者なかのか?そもそも、どこからやってきたのか?

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ミシェル・フランコはこれまでにも、モラルの重圧に苦しみ、その結果としてモラルを逸脱してしまう普通の人々を定点観測するように、冷徹なまなざしで描いてきた。そしてこの『母という名の女』では、母性という神話をこなごなに打ち砕き、崩壊した家族の無慈悲なまでのありようをむき出しにさせてしまうのである。

人間こそが最も恐ろしく、さらには、人に姿を変えた怪物は日常に潜んでいる。
「母」という不条理な存在に楔を打ち込む、衝撃のミステリーの誕生である。

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ストーリー
海沿いの家に二人で暮らす姉妹。17歳の妹・バレリアは妊娠しており、姉・クララは離れて暮らしている母親・アブリルを電話で呼び寄せる。お腹の中の子供の父親は、クララが経営する印刷所でアルバイトしていた17歳の少年・マテオ。姉妹の元に訪ねてきたアブリルは、クララやマテオと会話を重ね、バレリアの不安を和らげるように接し、母親に不信感を抱いていたバレリアも徐々に母を信用し、そして無事に女の子が生まれ、カレンと名付けられる。

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バレリアの代わりにカレンの世話をしているうちに独占欲がアブリルの中に芽生える。
カレンを自分の管理下に置こうとするアブリルに反発しはじめるバレリア。
娘との関係が悪化していく中、ついにアブリルは深い欲望を忠実に遂行していく。

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作品タイトル:『母という名の女』
出演:エマ・スアレス(『ジュリエッタ』(16))、アナ・バレリア・ベセリル、エンリケ・アリソン、ホアナ・ラレキ、エルナン・メンドーサ
監督・脚本・製作・編集:ミシェル・フランコ (『父の秘密』(12)、『或る終焉』(15))
撮影:イヴ・カープ(『ホーリー・モーターズ』(12)、『或る終焉』(15))
製作総指揮:ティム・ロス
2017年/メキシコ/スペイン語/カラー/ビスタサイズ/103分/PG12/原題:Las Hijas de Abril/英題:April’s Daughter
後援:在日メキシコ大使館
配給:彩プロ

公式サイト:http://hahatoiuna.ayapro.ne.jp/
コピーライト:(c)Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

6月16日(土)、ユーロスペースほか全国順次公開

記事提供:映画・ドラマニュース

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