散り椿

2018-08-22
(c)2018「散り椿」製作委員会

主演:岡田准一 × 監督:木村大作 × 原作:葉室麟
愛する女性のために命を懸けて闘う、切なくも美しい愛の物語

享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
「采女様を助けていただきたいのです……」と。
采女(西島秀俊)とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、
二人には新兵衛の離郷に関わる大きな因縁があったのだ。
篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。
篠の妹・坂下里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛とした彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。
散り椿が咲き誇る春――
ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することになる。そこで過去の不正事件の真相と、切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった……。
しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた――。

原作は、「蜩ノ記」で直木賞を受賞した葉室麟の名作「散り椿」(角川文庫)。朴訥で不器用だが、清廉に生きようとする侍たちの“凛とした生き様”、そして愛する女性のために命を懸けて闘う、“切なくも美しい愛の物語”をテーマに『雨あがる』(脚本:黒澤明)の小泉堯史が脚本に書き起こした。
監督・撮影は、これまでキャメラマンとして数多の映画賞を受賞し、初監督作となる『劔岳 点の記』(2009)では第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた木村大作。黒澤組の撮影助手としてキャリアをスタートし映画人生60年目という節目の年に、初の時代劇に挑んだ。全編ロケーションによって、観るものの心を揺さぶる力強い自然、美しい四季がフィルムに焼き付けられている。
主演は、幅広い世代から絶大なる支持を受ける岡田准一。共演には西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、富司純子、奥田瑛二ら日本を代表する豪華俳優陣が集結した。日本映画界に新たな歴史を刻む“美しい時代劇”が今秋、公開を迎える。

9月28日(金) 全国東宝系にてロードショー!
公式サイト

キャスト

岡田准一 西島秀俊 黒木華 池松壮亮
緒形直人 新井浩文 柳楽優弥 芳根京子 駿河太郎 渡辺大
麻生久美子 石橋蓮司 / 富司純子 奥田瑛二

スタッフ

原作:葉室 麟 「散り椿」(角川文庫刊)
監督・撮影:木村大作
脚本:小泉堯史
音楽:加古 隆
製作:「散り椿」製作委員会
製作プロダクション:東宝映画 ドラゴンフライ
配給:東宝

※加古 隆さんの「隆」は、「一」を書いてから「生」が正式表記となります。

レビュー

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木村大作監督の本格的時代劇

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:radiogaga2018-12-29

江戸時代、藩の不正に対して4人の武士の葛藤を描く時代劇でした。 木村監督作品は映像が本当にきれいです。 木々、空、山など自然の移ろいと人間の感情が繋がり、監督ならではの情緒ある映像にほれ込んでしまいます。

時代考証??クロサワ流?

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:わせい2018-09-19

シニア夫婦限定試写会でした。 木村監督の映像美に浸れます。 岡田君と西島君の殺陣は、必見です。 夫婦の愛を感じてください。 四天王の友情も感動します。 殿様の藩への帰還のシーンに 時代考証的に??でした。ちょっと残念。 #散り椿