メリー・ポピンズ リターンズ

2018-12-19
(c)2018 Disney Enterprises Inc.

ロブ・マーシャル監督×エミリー・ブラント主演
世界中を魅了した、あの“魔法使い”が帰ってくる!

ロンドンのバンクス家は、母を亡くした悲しみから抜け出せずにいた。そんな時、空から舞い降りたのは、魔法使いのメリー・ポピンズ。ちょっと“上から目線”のエレガントな彼女が、一風変わった方法でバンクス家の子供たちの“しつけ”を開始。バスタブの底を抜けて、海底探検に!絵画の世界に飛び込み、華麗なるミュージカル・ショーを!!でも──彼女の本当の魔法は、まだまだ始まったばかりだった・・・。

パーフェクトでエレガントなメリー・ポピンズを演じるのは『プラダを着た悪魔』(2006)、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)『クワイエット・プレイス』(2018)など次々話題作への出演が続き、今ではハリウッドを代表する女優となったエミリー・ブラント。
その他、マイケル・バンクスを演じるベン・ウィショーを始め、メリル・ストリープ、コリン・ファース、ディック=ヴァン・ダイクらハリウッドスターが名を連ねる。 監督は「僕は映画『メリー・ポピンズ』を愛している。あまりにも愛しているので他の人に任せたくなかった。」と熱く語る『シカゴ』(2002)『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)のロブ・マーシャル監督。超一流のキャスト・スタッフが集結し、心躍る歌とダンス、そしてとびっきりの魔法で観客を夢の世界へ誘う。

2019年2月1日(金)全国ロードショー
公式サイト

キャスト

エミリー・ブラント、リン=マニュエル・ミランダ、ベン・ウィショー、コリン・ファース、メリル・ストリープ 他

スタッフ

監督:ロブ・マーシャル
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

レビュー

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いつの時代も子供の幸せが大人たちの願い

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:とえ2019-02-19

明るくて、かわいくて、楽しいミュージカルだった〜 これは元ネタ「メリー・ポピンズ」から20年後の話 当時は子供だったマイケルは、大人になって家庭を持つが、妻が亡くなり、家は荒れ放題 さらに借金がかさんで、家は差押えに… そこへ、メリー・ポピンズが現れる この映画の裏側については、トム・ハンクスとエマ・トンプソン共演の映画「ディズニーの約束」で描かれている この物語は、原作者パメラ・L・トラバースの家族に起きたできごとが元になっている パメラの家も、幼い頃に母を亡くし、お父さんが大変だったところへ、叔母さんが手伝いにきてくれて、彼らの家族は救われる その叔母さんを魔法使いにしたのが、このメリー・ポピンズである あまりにも辛い現実を忘れさせてくれるように、メリー・ポピンズは子供たちを華やかで、幻想的な世界へ連れて行って楽しませてくれる それは、原作者のパメラ自身の願望だったのだろうと思う どんなに貧しくても、辛い毎日でも、メリーがいれば、お風呂の時間は大海への大冒険になるし、眠れない夜は、陶器のボールに描かれた絵の世界への冒険になる そうして、辛い現実を忘れさせてくれる魔法使いがいてくれたらなぁと思っていたに違いない お金をかけなくても、乳母が話してくれる楽しい冒険があれば、子供たちは幸せだし、子供たちが幸せなら、お父さんも元気になれるのだ この映画が再びこうして製作されるのは、いつの時代も子供たちの幸せは大人たちの変わらぬ願いだからだ そして、そんな夢見ることが大好きだった子供時代の思いを忘れてしまった大人たちに、その純粋な気持ちを思い出してもらうためでもある この映画を観ていて、幸せな気分になるのは、子供たちだけではない エミリー・ブラントの歌と踊りは素晴らしいし、思いがけずメリル・ストリープの歌と踊りが観られちゃうし ベン・ウィショーやコリン・ファースや、ジェシカおばさんだって観られてしまう とてもキラキラして楽しいミュージカルだった 現実逃避をしたい人に、ぜひ、おススメの作品