レビュー
リーアム・ニーソンの極まる父親愛
リーアム・ニーソンとローラ・ダーンの夫婦にリーアム・ニーソンの実の息子マイケルが息子役に!(マイケルはちょこっとしか登場しませんが) 悲しみの行く先は、父親と母親で大きく違い、息子愛の行動に驚きの連続です。同じく息子愛いっぱいの敵役バイキングを演ずるトム・ベイトマンもキレッキレの悪役。 悲しい話をエンタメコメディに昇華したハンス・ペテル・モランド監督すごい。
ちょっと風変わりなサスペンス
暴力オヤジ+除雪車=ちょっと風変わりなサスペンス?重機とタランティーノ好きにはオススメです。コロラドの雪景色も美しい!
除雪車オヤジを怒らせたらヤバイ!
面白かった! 予想外に超笑えて楽しかった!! 息子を殺された父親が、その復讐のために容疑者を殺しまくる… というサスペンスアクションのはずが、笑えるところが満載で、もはやサスペンスじゃない!! だけど、そこが面白い!! そもそも、ドラッグディーラーの勘違いで息子は殺されたのだけど 警察は、息子がドラッグの過剰摂取で死んだと判断 唯一「息子はドラッグなんてしない」と信じた父親が真相を究明することに そもそも、欧米ではドラッグディーラーや、ジャンキーが死んだところで警察は動かない そこをうまく利用して、サスペンスアクションにしているのだけど、セリフがイチイチ気が利いていて面白く、笑えるところ満載 人が次から次へと殺されていくのに、怖いどころか、笑ってしまうというのは、コーエン兄弟とか、タランティーノのセンスを感じさせる だから「血が吹き出る怖いサスペンスは苦手」と思っている人も、この映画は楽しめる… はず! (その二人のセンスはあっても、血は吹き出ない(笑)) あまりに笑いすぎて、面白くて、途中、目的を失いかけたけど、今回「除雪車の鬼」と化したリーアム・ニーソンが、最後まで、キチッとしめてくれる もうね、やることが大胆すぎるし、スケールでかすぎる! 元ネタは北欧サスペンスのようだけど(観てないです)、雪深いということ以外、あまり北欧らしさを感じない (北欧サスペンスは、暗くて冷たくてネガティブなイメージだから) が、意外なところで北欧魂を感じたのが、途中、黒人の暗殺者がタクシーに乗ってる場面で「カニエ以外のまともな音楽をかけろ」とドライバーに言った時、かかった音楽が懐かしのAQUAだった! そこに北欧魂を感じたわ(笑) まぁ、そんな感じで、笑えるところが満載なサスペンスアクション 肩肘張らずに、気楽に娯楽作を楽しみたい時におススメ! 特にスカッとしたい人はぜひ!!