レビュー
究極の「以心伝心」で幕引き
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「出会うはずのない2人」が余命幾何も無い末期ガンなる共通項から「偶然」出逢う。某「オスカー作品」の様な幕開け。 「偶然手にした少女のやりたいことリスト」から破天荒な旅を続けた北原幸枝と剛田マ子でしたが、たった1つが残りました。「カネ」があっても科学技術の進歩が追い付かないためできなかった「宇宙旅行」。 自らの死期を悟った剛田マ子は「必要経費」を北原幸枝に「託す」べく、遺言を残しました。その額「200億円」は、自らの忠実なる秘書「高田学」に調査させたことと思います。 相続する遺産の「莫大さ」に最初は面喰った北原幸枝でしたが、後に「その意図」を理解しました(どの程度の時間を要したかは分かりませんが)。 そして「残した家族」に託した「2人そろって」の「宇宙葬」。 生前できなかった「少女のやりたいことリスト」を完遂させました。 予告編映像からは想像つかないオープニングで始まりましたが、この上ない伏線でした。 「旅」を続け、良くも悪くも相互に自らを曝け出し合った2人。200億円残せば北原幸枝は必ずやってくれる! 剛田マ子はそう確信していたと思います。 究極の「以心伝心」で幕引き。
究極の「以心伝心」
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「出会うはずのない2人」が余命幾何も無い末期ガンなる共通項から「偶然」出逢う。某「オスカー作品」の様な幕開け。 「偶然手にした少女のやりたいことリスト」から破天荒な旅を続け、良くも悪くも相互に自らを曝け出し合った2人。 予告編映像からは想像つかないオープニングで始まりましたが、この上ない伏線でした。 究極の「以心伝心」で幕引き。