男はつらいよ お帰り 寅さん

2019-11-14
(C)2019松竹株式会社

ずっと寅さんを待ち望んでいた人も、初めて寅さんに出会う人も、
日本中が【笑いと涙】に包まれる最高の感動作!

小説家の満男(吉岡秀隆)は、中学三年生の娘と二人暮らし。最新著書の評判は良いが、次回作の執筆にはいまいち乗り気になれないモヤモヤした日々。なぜか夢の中には、初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れ悩みだす始末。
そんな時、妻の七回忌の法要で実家を訪れた満男は、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)たちと昔話に花を咲かす。いつも自分の味方でいてくれた伯父・寅次郎(渥美清)との、騒々しくて楽しかった日々。あの寅さんへの想いが、蘇る―

本作は、新撮された登場人物たちの”今“を描く映像と、4Kデジタル修復されて蘇る寅さんのシリーズ映像が見事に紡ぎ合う、新たなる『男はつらいよ』の物語。
キャストには、シリーズお馴染みの面々が再集結。さらに、後藤久美子が本作で久々に女優にカムバックするほか、映画のオープニングには、寅さんの大ファンである桑田佳祐が登場、あの有名な主題歌「男はつらいよ」を歌い上げることでも話題となっている。
ずっと寅さんを待ち望んでいた人も、初めて寅さんに出会う人も、日本中のみんなが笑いと涙に包まれる最高の感動作だ。

12月27日(金)全国ロードショー
公式サイト

キャスト

渥美清 / 倍賞千恵子 吉岡秀隆 後藤久美子 前田吟 池脇千鶴 夏木マリ 浅丘ルリ子
美保純 佐藤蛾次郎 桜田ひより 北山雅康 カンニング竹山 濱田マリ 出川哲朗 松野太紀 林家たま平 立川志らく 小林稔侍 笹野高史 橋爪功

スタッフ

原作・監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
音楽:山本直純 山本純ノ介
主題歌:「男はつらいよ」渥美清 / オープニング 桑田佳祐
特別協賛:木下グループ スミフルジャパン スターツグループ みずほ銀行 芙蓉総合リース
配給:松竹株式会社

レビュー

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死して尚映画界を動かす

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:アネモニックネーム2019-12-19

 終始作品を覆う独特の空気感。渥美清氏演じる車寅次郎がカメラの背後に常時控えているかの如く。  死して尚映画界を動かす。そんな「偉人」、以後登場しないかもしませんね。

23年ぶりの最新作

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:チャオママ2019-12-19

舞台挨拶付きプレミア試写会で鑑賞。 第1作の公開から50周年となる23年ぶりの50作品目の最新作は横尾忠則さんの過去のシーンを繋ぎ合せたら違う話が出来るのではないかという提案から生まれたとか。 小説家になった満男と偶然再会した初恋の人・泉、さくら、博夫婦の現在のエピソードとデジタル化されたシリーズの回想シーンが見事に紡ぎ合った感動作。 シリーズの有名なシーンが満載であの騒動ももちろんあります。 寅さんファンは勿論、寅さんを知らない世代の人にも楽しめます。

ビギナーでも大丈夫!50周年のプレゼントは心の中の寅さんでした。

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:Shiron!2019-12-07

「もう一度寅さんに会える!」本当に楽しみにしていましたが、寅さんの不在を突きつけられるOPにショック。(゚д゚lll) 寅さんにまた会える映画ではなく、とらやの人達の心の中にも、私の心の中にも既に寅さんがいた事に気づかせてくれる映画でした。 50周年のプレゼントに、永遠の寅さんを貰えたようで、山田洋次監督には感謝しかありません。(T ^ T) 『男はつらいよ』の新作が作られると聞いた時には、てっきり現代の映像技術で渥美清さんを蘇らせたストーリーなのかと興奮しましたが 少しずつ全貌がわかってくると、どうやら小説家になった満男が過去を思い出すストーリーのようで… 「これまでのダイジェスト版? 49作目みたいに満男のナレーションが入った特別編?」 金曜寅さんや土曜寅さんが終わって、寅さんロスが長くなっていた事もあり、とにかくどんな形にせよ、寅さんに会えるのを心待ちにしていました。 結果的には、どちらにも属さない「新作」で 現代の満男のストーリーが進むなかで、事あるごとに寅さんを思い出して、当時のシーンが挿入される作りでした。 …たとえばメロン。 もう、寅さんファンの皆さんならメロンが出てきただけでお分かりでしょうがww 網目メロンを手にしたときに「そう言えば、メロンでこんな事があったわねぇ。」と、あの名シーンが流れる…たまりません!!!(≧∀≦) でも、それはメロンだけではなく、二階にあがる階段にも、帝釈天の境内にも、柴又駅にも家族の思い出が溢れていて 満男にとっては「おじさんならこんな時、どう言っただろう…」と心の指針にもなっている。 ただ過去の名シーンをパラパラと入れ込んだだけの映画ではなく、過去のシーンを入れることで、寅さんが今でもみんなの心の中に息づいている事を感じさせる映画でした。 寅さんは見る度に発見があるシリーズです。 子供の頃は面白い寅さんが大好きでしたが、大人になってからは男としての寅さんの魅力にハマり、 家族を持つようになってからは、さくらの優しさが泌みるようになりました。 長れるような名調子に酔って、つい言い過ぎる寅さん。憎めない愛くるしい笑顔。 今回の映画では、過去の懐かしいシーンで寅さんの魅力を再確認すると共に、寅さんが寅さんらしくいられた…心配しながらも寅さんの生き方を受け入れて、帰れる場所になっていた、とらやファミリーの暖かさと懐の深さを感じました。 そして、リリーに会えたのが嬉しかった〜〜(ToT) 歌うようなセリフ回しは、寅さんの名調子を聞いているようで、胸が熱くなりました。 イズミちゃんママも良かった。 歴代マドンナの名ショットは、当時の輝きに満ちていて、涙が止まりませんでした。 そのまま戦後の女優名鑑になる価値がある。 50周年で50作目となる『お帰り寅さん』は、寅さんファンとしても、映画ファンとしても満足のいく作品でした。 ちなみに、一緒に行った友達は親がテレビで観ている横でチラ見したぐらいの寅さんビギナーで、満男の父親が寅さんだと思っていたレベルだったのですが、 序盤でさくらと博のエピソードがあったので、すごくわかりやすかったそうです。 なるほど!それで選ばれたエピソードだったのか(^◇^;) そして何より嬉しかったのは、寅さんのカッコ良さもわかってくれたところ!! 「あの優しさには、寄り添いたくなる。」と言ってくれて感激でした。 自然に人の心を開いて、人の心を癒して許してくれる。そんな寅さんの魅力が伝わったんだなぁ(*´?`*) 追記:満男のストーリーとしては、ナレーションが暗すぎて、こじらせたまま大人になってしまった満男が正直しんどい(^-^; 必要以上に介入してしまうところは寅さん譲りだけど、ウエット感がどうにも…。 自分の心は、そうそう思うようにコントロールできるものではないけど、あまりにも不器用な満男の生き方に心配が残る(←もはや身内感覚なので余計に) あと、満男の娘が今どきの女の子とは思えないww どこで純粋培養したらこんな言葉遣いになるのか? 我儘を言う事もなく、しっかり者で優しさと気遣いもパーフェクト! さくらの遺伝子強すぎ。 頼りない男親を気遣って、イイ娘にならざるを得なかった?そう思うと不憫でならない。

寅さんファン集まれ!!

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:わせい2019-12-04

寅さんの甥諏訪光男が主人公です。 寅さん思い出のシーンが満載です。 マドンナも登場します。 寅さんファン必見の作品になっています。 ゴクミが帰ってきました。 https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/50th/

死して尚映画界を動かす

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:アネモニックネーム2019-12-03

他社サイトにて当選した一般試写会にて鑑賞しました。  「寅さんシリーズは全て観た」というコアなファンの方々も少なくないと思います。上映中、客席の方方で笑い声が幾度となく上がりました。思い当たるシーンが脳裏を過っておられたことと思います。  私はシリーズの全ての作品をみているわけではありませんが、私自身「やっちまった」と口走ってしまったシーンがありました。  寅さんシリーズを未だ1作品も観たことがない(多分若い世代?)という方には、数作品程度を予め鑑賞された上で本作品を鑑賞されることをお勧め致します。まだふうきり公開まで時間がありますから。  法律に詳しい知人によると、「死して尚最高裁を動かす」エラい先生(故人)がいらっしゃる、とのこと。  死して尚映画界を動かす。そんな偉人、もう登場しないかもしませんね。