Fukushima 50 (フクシマフィフティ)

2019-12-24
(C) 2020『Fukushima 50』製作委員会

2011年3月11日東日本大震災発生。そして福島第一原発事故。
原発内に残り戦い続けた50人の作業員たちの知られざる物語

2011年3月11日午後2時46分。
マグニチュード9.0、最大深度7「という日本の観測史上最大の東日本大震災が発生した。
太平洋から到達した想定外の大津波は福島第一原発(イチエフ)を襲う。内部に残り戦い続けたのは地元出身の作業員たち。外部と遮断されたイチエフ内では制御不能となった原発の暴走を止めるため、いまだ人類が経験したことのない世界初となる作戦が準備されていた。それは人の手でやるしかない命がけの作業。同じころ、官邸内では東日本壊滅のシミュレーションが行われていた。福島第一原発を放棄した場合、被害範囲は東京を含む半径250km。避難対象人口は約5,000万人。それは東日本壊滅を意味していた。
避難所に残した家族を想いながら、作業員たちは戦いへと突き進む―

原作は、ジャーナリスト門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。
主役となる福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市、福島第一原発所長、吉田昌郎役に渡辺謙。さらには吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、そして安田成美ら、豪華実力派キャストが結集。
監督は『沈まぬ太陽』『空母いぶき』の若松節朗、脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一、音楽は『日本沈没』『レッドクリフ』シリーズの岩代太郎が担当する。

2020年3月6日(金) 全国ロードショー
公式サイト

キャスト

佐藤浩市  渡辺謙 吉岡秀隆 緒形直人 火野正平 平田満 萩原聖人 堀部圭亮 小倉久寛 和田正人 石井正則 三浦誠己 堀井新太 金井勇太 増田修一朗 須田邦裕 皆川猿時 前川泰之 Daniel Kahl 小野了 金山一彦 天野義久 金田明夫 小市慢太郎 伊藤正之 阿南健治 中村ゆり 田口トモロヲ 篠井英介 ダンカン 泉谷しげる 津嘉山正種 段田安則 吉岡里帆 斎藤工 富田靖子 佐野史郎 安田成美

スタッフ

監督:若松節朗
脚本:前川洋一
音楽:岩代太郎
原作:「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」門田隆将(角川文庫刊)
製作:KADOKAWA
配給:松竹、KADOKAWA

レビュー

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きちんと向き合うと前向きになれる作品

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:きぬちゃん2020-01-27

東日本大震災からもうすぐ9年。あの時、福島第一原発では何が起こっていて、現場ではどう対応していたのかよくわかりました。 演技派俳優たちで固められ、自分もその場にいるかのような緊張感で、終始ずっと集中して見ていました。 正直、重くて悲しい記憶ですが、忘れてはいけないことだと思います。日本人、いえ、世界中の人に見てほしいです。まだ帰宅できていない人もいることをしっかりと考えなければいけません。 しかし、ただ重い気分になるだけではありませんでした。しっかりと受け止めて前向きになれた作品でもあります。改めて平和に暮らせていることのありがたさをもっと意識して暮らそうと感じました。今、自分が悩んでいることに押し潰されそうと感じていましたが、この映画を見てそれは本当にちっぽけなことだと感じることができました。今が辛いと感じている人にもおすすめです。

現場にいたかのように緊迫感

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:チャオママ2020-01-26

ジャパンプレミアで鑑賞。 2011年3月11日、原発内に残り戦い続けた50人の作業員たちの命がけの作業を事実をもとにして作られた作品。 まるで自分があの現場にいたかのように緊迫感がひしひしと伝わってきて、必死に現場で最悪な結果にならないように頑張った作業員たちに感情移入してしまいました。 エンドロールに福島第一原発の実際の竣工映像の圧力容器に「安全第一」の幕に皮肉を感じました。