グリンゴ/最強の悪運男

2019-12-25
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シャーリーズ・セロン製作・出演。ハリウッド豪華キャストで贈るラストカットまで完全予測不能のリベンジ・エンターテインメント

朝から晩までマジメに働いたのに、もうすぐクビに!友達だったはずの経営者にだまされた上に、妻には離婚される始末…パッとしない負け犬人生を歩んできたけれど、さすがにこれほどのどん底は初めてのハロルド(デヴィッド・オイェロウォ)は、極悪モンスター上司のリチャード(ジョエル・エドガートン)とエレーン(シャーリーズ・セロン)への復讐を誓う。出張先のメキシコで偽装誘拐を演じ、身代金5億円を奪うという、生涯初の悪事を企てたのだ。ところが、ハロルドが死ねば、会社に保険金が入ることに気づいたリチャードは殺し屋を雇う。果たして、貯めに貯めた悪運を爆発させた、ハロルドの一発大逆転の切り札とは?

〈最強の悪運男〉ハロルドには、『グローリー/明日への行進』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたデヴィッド・オイェロウォ。そして己の欲望は必ずかなえる〈最強の性悪女〉エレーンを、オスカー女優にしてハリウッドのトップスター、シャーリーズ・セロン。ほか、アマンダ・サイフリッドらハリウッドの豪華キャストが脇を固めている。

2020年2月7日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!
公式サイト

キャスト

デヴィッド・オイェロウォ、シャーリーズ・セロン、ジョエル・エドガートン、アマンダ・サイフリッド、タンディ・ニュートン、シャールト・コプリー

スタッフ

監督:ナッシュ・エドガートン
製作:シャーリーズ・セロン
上映時間:111分/2018年/アメリカ・メキシコ・オーストラリア/原題:GRINGO
配給:キノフィルムズ、木下グループ

レビュー

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「悪運」によるピンチの数珠繋ぎ!

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:Shiron!2020-01-26

真面目で運の悪い男が一念発起して企だてた偽装誘拐が、成功するかどうか?を楽しむ復讐コメディかと思っていましたが、あくまでも“最強の悪運男”の物語でしたww モンスター上司と愛人/殺し屋/麻薬組織/若いカップル/メキシコの二人組 それぞれの思惑が主人公を中心に絡まり合い、物語はどんどん思わぬ方向に転がり出します。 絶体絶命のピンチが、「別の悪運」によって間一髪で回避されるも、それは新たなピンチの始まりでしかなく…まさにピンチの数珠繋ぎ!! 主人公のアタフタ感がコメディタッチで笑えますが、なかなかにヤバくて怖い展開で、いったいどうなってしまうのか?!最後まで目が離せませんでした。 それに加えて、登場人物達がいちいち曲者で、“強いこだわり”が面白い! テンプレの「悪」や「敵」だけではない魅力と言うか…二面性と言うか… メキシコのボスのキャラが強烈で「ずっとそうしてきたんだろうなぁ。」と思わせる、妙な説得力が笑えますし、殺し屋も善と悪の矛盾をはらんでいる。 そんな曲者のなかでも、シャーリーズ・セロン姉さんが演じる悪女が最高に魅力的! セクシーな見た目の魅力だけではなく、目的の為には全て利用するガッツがすごい!! 自分がのし上がったポジションから落ちるまいと、ヒステリックに怒鳴りまくる迫力! なりふり構わない必死さは、憎めない悪役と言うより、なんだか応援したくなる悪役でした。 色仕掛けや弱い女のフリで見事に男達を騙すシーンは、むしろ爽快だったり(^◇^;) 努力家なところもあり、セクシーな駆け引きでは、体の角度や距離、目線やちょっとした仕草、声のトーンまで全てを研究し尽くして、男を嵌めているような努力が垣間見えます。 罪について、結構深く考えさせられる会話もあるのですが、敵が追ってくるのではないかとハラハラしてしまって、肝心の返事が頭に入ってきませんでした。(^^;) 映画に入り込みすぎるのも良し悪しです。 これからご覧になる方はご注意下さいww 主人公が人を利用したり騙したりしない、真面目な正直者なのには理由があるのですが、前半は真面目な正直者と言うよりは、NOと言えないだけの人物に見えてイラッとします。 これはカモられ体質だわ。(-.-;) 仕事、お金、家族を無くし、ドン底に落ちたと思って一念発起するのですが、更にドン底が待っていたというww ラストの急展開も含めて「ジェットコースタームービー」ならぬ「バンジージャンプムービー」と呼びたい。