レビュー
自由になれない自分?
「アデル・ブルーは熱い色」みたいな作品を想像していたら、もっと伝統や宗教などが重くのしかかっていました。「自由になれない自分」を受け入れようとする姿に胸が痛くなります(でもちょっと共感できます)。二人には自由に幸せになって欲しい!と最後までハラハラしましま。
厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティ。惹かれあっていた二人を、コミュニティの掟は赦さなかった。信仰のもとに引き裂かれた二人は、ロニートの父の死をきっかけに数年ぶりに再会する。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する二人が選んだ道とは・・・
『グロリアの青春』で第86回アカデミー賞外国語映画賞のチリ代表に選出され、第90回アカデミー賞では『ナチュラルウーマン』で見事外国語映画賞を受賞した、セバスティアン・レリオ監督最新作。
主演は、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞受賞、昨年は『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートしたレイチェル・ワイズと、『きみに読む物語』『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』など話題作に出演、『スポットライト 世界のスクープ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートのレイチェル・マクアダムス。タブーがないとされる現代社会に存在する、女性に自由のない世界に抗う二人の“美しき純愛”。実力派女優のWレイチェルが、繊細かつ体当たりの演技で挑んでいる。
レイチェル・ワイズ、レイチェル・マクアダムス、アレッサンドロ・ニヴォラ
監督:セバスティアン・レリオ(『グロリアの青春』、『ナチュラルウーマン』)
プロデューサー:フリーダ・トレスブランコ(『パンズ・ラビリンス』)、エド・ギニー(『女王陛下のお気に入り』、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・セイクリッド・ディア』、『ルーム』、『ロブスター』)、レイチェル・ワイズ
2017年/イギリス/英語/DCP/カラー/114分/原題:Disobedience
PG12
配給:ファントム・フィルム
「アデル・ブルーは熱い色」みたいな作品を想像していたら、もっと伝統や宗教などが重くのしかかっていました。「自由になれない自分」を受け入れようとする姿に胸が痛くなります(でもちょっと共感できます)。二人には自由に幸せになって欲しい!と最後までハラハラしましま。