大河への道

2022-03-28
(c)2022「大河への道」フィルムパートナーズ

日本地図を初めて作ったのは、あの“有名な偉人”ではない!?豪華キャスト陣の一人二役で贈る、〈歴史発見〉エンタテインメント

千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬!そう、あの初めて日本地図を作ったことで有名な、郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中に、ある驚くべき事実を発見してしまう。なんと伊能忠敬は、地図完成の3年前に亡くなっていたのだ!
「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」「え、じゃあ、誰が?」
舞台は江戸の下町へー。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師を囲んですすり泣く声が響く中、ある人物が静かに口を開く。
「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか…」
忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた、涙なしには語れない感動のドラマがあった―。

原作は立川志の輔の新作落語「大河への道―伊能忠敬物語―」。その画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す。本作は主演をつとめる中井貴一が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことから始まった。そして、映画『大河への道』は、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの二つでドラマが描かれる。共演には松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣の一人二役によって演じられる。

5月20日(金)全国公開
公式サイト

キャスト

中井貴一 松山ケンイチ 北川景子
岸井ゆきの 和田正人 田中美央 溝口琢矢
立川志の輔 西村まさ彦 平田満 草刈正雄 橋爪功

スタッフ

原作:立川志の輔(河出文庫刊)/漫画:柴崎侑弘(小学館ビッグコミックス刊)
企画:中井貴一
脚本:森下佳子
音楽:安川午朗
監督:中西健二
主題歌:玉置浩二「星路」(みち)
製作幹事:木下グループ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:松竹

レビュー

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凄い史実

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:tomoboop2022-04-26

伊能忠敬の偉業を知り圧倒されました。単なる時代劇ではなく、劇中劇との二重線になっている所が面白かったです。素晴らしいストーリーと脚本で最後まで観入ってしまいました。(原作が志の輔師匠の新作落語なんて驚き!)