死刑にいたる病

2022-04-01
(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

<阿部サダヲ×岡田健史W主演>櫛木理宇の傑作を白石和彌監督が映画化!史上最悪の連続殺人事件に隠された恐るべき真実とは―

理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元にある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった――

日本史上類をみない数の若者を殺した連続殺人鬼・榛村を演じる阿部サダヲは、白石監督とは『彼女がその名を知らない鳥たち』(ブルーリボン賞主演男優賞受賞)以来のタッグとなる。収監されている榛村の元に通い、事件の真相に迫る雅也には、話題作への出演が続く岡田健史。
また、事件を捜査する雅也の行く先々に現われる謎の男・金山一輝を岩田剛典、雅也の母・筧井衿子を中山美穂が演じるほか、宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、吉澤健、音尾琢真らが集結した。

5月6日(金)全国公開
公式サイト

キャスト

阿部サダヲ 岡田健史
岩田剛典 / 宮崎優 鈴木卓爾 佐藤玲 赤ペン瀧川 大下ヒロト 吉澤健 音尾琢真 岩井志麻子 コージ・トクダ / 中山美穂
※宮崎優さんの「崎」は「たつさき」が正式表記

スタッフ

監督:白石和彌
脚本:高田亮
原作:櫛木理宇「死刑にいたる病」(ハヤカワ文庫刊)
配給:クロックワークス

レビュー

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コントロールされる怖さ。

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:ながち2022-05-26

ゾワッとする感じ、結構好きなジャンルでした。 依存、執着、コントロール‥心を掴まれることって本当に怖い。 殺人犯なのに彼を悪く思えなくなり、段々魅力的にさえ感じ、引き込まれていく人々。 そして皆コントロールされていく‥その様が何とも怖い。 阿部サダヲさんは笑っていても奥行きのある底知れない怖さは流石だし、岡田健史くんの物語が進むにつれて変化していく表情は良かったなと思う。

良くできたストーリー

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:tomoboop2022-04-28

阿部サダヲの怪演に鳥肌!二面性を持つ殺人鬼と、彼に翻弄される登場人物達の闇が滲み出る過程に震撼としました。キーとなるのはマインドコントロール。最後にもう一捻りあり、うなってしまいました!