ALIVEHOON アライブフーン

2022-04-13
(c)2022「アライブフーン」製作委員会

<野村周平主演>ドリフトキング土屋圭市監修、世界のトップレーサー参加でCGゼロが実現!究極体感ドリフトエンターテイメント

解散の危機に瀕するドリフトチームがスカウトしたのは、内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁をブチ破り、新たな極致へ―

主演に野村周平、共演に吉川愛、陣内孝則、青柳翔、福山翔大といった豪華俳優陣が出演。メガホンを取ったのは下山天監督。ドリフトキング土屋圭市が監修・出演、世界のトップレーサーたちの実走出演でCGゼロのカースタントによる迫力の映像が実現した。

6月10日(金)より全国公開
公式サイト

キャスト

野村周平 吉川 愛 青柳 翔 福山翔大 / 本田博太郎
モロ師岡 土屋アンナ きづき / 土屋圭市(友情出演) / 陣内孝則

スタッフ

監督・編集:下山天
エグゼクティブプロデューサー・企画原案:影山龍司
監修:土屋圭市
プロデューサー:瀬木直貴・沢井正樹
脚本:作道雄・高明
音楽:吉川清之
主題歌:「Hunter or Prey」(NOISEMAKER)
製作:「アライブフーン」製作委員会(無限フィルムズ・福島民報社・ソウルボート)
製作協力:電通
後援:福島県・福島市・日本自動車連盟
配給:イオンエンターテイメント

レビュー

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ミリしらにも伝わる迫力と美しさ

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:Shiron!2022-05-31

近い!近い!!近いって〜!!! 車体スレスレのドリフトに思わず体が傾きます。 2Dの筈なのに変な角度からのGを感じて、ずっと力が入りっぱなし。 興奮しすぎて見終わった後はぐったりでした。笑。 CGを使わない実車のド迫力に圧倒されますが、実速で撮影されたと聞いて二度ビックリ! カーアクションが主役の映画ですから、物語は至ってシンプル。 私のようにドリフトやeスポーツの事を1ミリも知らなくてもレースシーンに没入できます! アクション映画のお約束、修行シーンも楽しい。 もはやリアルとバーチャルはフラットに語られる時代なのですね。 監督のお話によると、この映画の企画段階では、まだeスポーツ出身の日本人ドライバーは居なかったのに、現在は2名いらっしゃるそうです。 現実がフィクションを超えてきた〜! 個人的には映画も一種のバーチャル体験だと思うのですが…それは言い過ぎでしょうか? 本作は、決してバーチャルをリアル以上だと持ち上げることなく、リアル以下だと見下すこともなく。フラットな目線で描かれます。 そして、この目線はそのまま、この映画のテーマであり、この映画のスタンスでもあると感じました。 実車を実速で撮ったリアルな映像の迫力はすごい!でも、一瞬でも相手の動きを読み間違えると大事故になる緊張感は、車体スレスレのアップや、ものすごいスピードのタイヤのアップがあってこそ! でもそれらのカットは、運転しているドライバー本人ですら実際に見ることが出来ない角度から撮影されている。 つまり、そこにいるかのような“臨場感”は、ただリアルな映像を流すだけでは生まれないのだ。 『トップガン』だって戦闘機の音の迫力を増す為に動物の鳴き声を混ぜているそうな(『ようこそ映画音響の世界へ』より) どのシーンも照明が綺麗で、画面の色みも素敵。 ようはリアルとリアルでないモノを駆使して観客の心を動かしているのです。 良いとこ取りのハイブリッド。 どちらも大切な要素だし、両方の魅力を楽しめました。 そして、美しさと言えば。 この映画で描かれるドリフト競技(追走)の見どころは、なんと言っても2台の車のシンクロ!! ピッタリ寄り添って走る姿は、まるでフィギュアスケートのアイスダンスのよう。 タイヤが擦れて出る煙が、更に幻想的な美しさを増している。 実際に見ても迫力の中の美しさがあるのでしょうが、私のようなビギナーにでも伝わるスローモーションの美しさ! バーチャル有難う。