マイ・プレシャス・リスト

2018-09-05
(c)2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

イギリスの新星ベル・パウリーを新たなヒロインに迎え、映画『マイ・インターン』プロデューサーが全ての女性に贈る感動作!

ニューヨークのマンハッタンで暮らすキャリー(ベル・パウリー)はIQ185、ハーバード大学を飛び級で卒業した天才だが、友達も仕事も持たず、読書ばかりしている【コミュ力】ゼロの屈折女子。話し相手はセラピストのペトロフ(ネイサン・レイン)だけ。
ある日彼はキャリーにリストを渡し、そこに書かれた6つの課題をクリアするように告げる。「何のために?」「それで問題はすべて解決するの?」半信半疑ながらも、まずは金魚を2匹飼い始め、昔好きだったチェリーソーダを飲み、新聞の出会い広告でデート相手を探し…と1つずつ項目を実行していくキャリー。そして、人と関わり打ち解けたり傷ついたりする中で、徐々に自分の変化に気づいていく。キャリーは果たしてリストを全てクリアして、幸せを手にすることができるのか――?

世界中の女性を幸せに導いた映画『マイ・インターン』のプロデューサーが次のヒロインに選んだのは、天才だけどコミュニケーション能力がない屈折女子キャリー。セラピストから渡された「幸せになるためのリスト」を実行していくことで心の成長を遂げていく、心あたたまる感動作がまたひとつ誕生した。
キャリーを演じるのは、イギリスの新星ベル・パウリー。主演作『ミニー・ゲッツの秘密』がサンダンス映画祭やベルリン国際映画祭などで栄誉ある賞を受賞、自身もゴッサム賞に輝くなど、今最も有望な若手として注目されている女優が、本作でも愛らしい魅力を発揮している。 人生迷いっぱなしのキャリーがリストにチャレンジしていく姿は、観る人に“一歩踏み出す勇気”をくれるはずだろう―。

10月20日(土)より
新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

公式サイト

キャスト

ベル・パウリ― 『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』
ネイサン・レイン 「エンジェルス・イン・アメリカ」で第72回トニー賞助演男優賞受賞
ガブリエル・バーン TVドラマ「イン・トリートメント」(08-10)でゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞
ヴァネッサ・ベイアー、ジェイソン・リッター、ウィリアム・モーズリー、コリン・オドナヒュー

スタッフ

監督:スーザン・ジョンソン『さよなら、僕らの夏』(04)プロデューサー※長編映画初監督作品
プロデューサー:スザンヌ・ファーウェル『恋愛適齢期』『ホリデイ』『マイ・インターン』
2016/アメリカ/英語/98分/カラー/ビスタ/原題:CARRIE PILBY
日本語字幕:中沢志乃
協力:ニューヨーク市観光局
配給:松竹

レビュー

この作品のレビューを投稿する
「みんなの映画レビュー」に投稿いただくには、アネモのメンバーになる必要があります。投稿いただいた内容は、一旦、編集部にて目を通した上で掲載させていただきます。詳しくは『みんなの映画レビュー利用規程』をご確認ください。

19才なのにセラピーって! ネタばれ

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:radiogaga2018-10-26

※このレビューには作品の内容についての記述(ネタばれ)が含まれています。本文を見る場合はクリックしてください。

19才のキャリー、IQ高い系コミュ力なしの強気な女の子。親に甘えたいのにセラピストに通わされるってかわいそう。 「?のリスト」を作りたがる最近の志向に従う必要はない。だってキャリーはまだ19才。急いで大人になる必要なんかないんだ。親に甘えて、ボーイフレンドができる位でいいんだよ。

文学オタクの天才少女が幸せになる方法

評価: ★★★★★ (3点) 投稿者:とえ2018-10-26

面白かったなぁ 観終わった後に、前向きな気持ちになる映画だった 19歳のキャリーは、IQ185、18歳でハーバード大学を卒業した天才 しかし、文学オタクの引きこもりという彼女を見たセラピストは、彼女が幸せになるための6つのリストを1ヶ月でクリアしろというノルマを彼女に課す 19歳のキャリーは14歳の時に飛び級でハーバードに入学した天才で、同級生からは変態扱いされ、大学を卒業してからも社会になじめない そのために、引きこもりになってしまっていた そんなキャリーのためにセラピストが作ったリストは、外へ出て他人と話をしないとクリアできないものばかり それまで、どんな難問もクリアしてきた彼女は、リストを一つずつクリアしていく ハーバードを飛び級で入学、卒業した天才と聞くと、華々しいキャリアを想像するけれど、キャリーの場合は、そうではなく引きこもり では、なぜ、彼女は引きこもりになってしまったのか それは明らかに彼女に問題があった 周りの人たちと意見が合わないとか、奇異な目で見られるという理由で、彼女が周りの人に壁を作っていたのだ だからこそ、セラピストは彼女が周りの人たちに話しかけることでクリアできるリストを作ったのだ 社交性のある金魚が、一匹では生きていけないように 天才だと珍しがられるキャリーも、いつまでも家に閉じこもって本を読んでいるだけでは生きていけない そこで、お父さんは彼女に仕事を与え、セラピストはリストを与える そうして、彼女は外界と接することで中には良い人もいるという現実を知っていく キャリーは、周りの人たちから変態扱いされことを嫌がっていたけれど、彼女自身も、周りの人たちに対して「話が合うはずない」と諦めていたところがあった でも、彼女が思うほど世の中は捨てたもんじゃないのだ 頭でっかちなキャリーには分からないことや、知らないこと、理解できないことがたくさんあって、みんな、問題を抱えながらも前を向いて生きているのだ この映画は、天才の孤独や苦悩の描写が薄いのが問題点で、彼らはもっと深いことで悩んでると思うけれど 人の感情は、どんなにIQが高くても、そう簡単に理解できるものではないっていう描き方は良かった 相手を否定するまえに、まず会話をして、相手を知る努力をしようというセラピストの教えには、とても共感した 外に出て、人と話をする時間はとても大切で、人の良し悪しはIQで測れるものではないのだ キャリーにとっては、リストをこなしながら、自分の個性を受け入れ、アイデンティティを確立していくことになる その過程をとても前向きに、明るく描いているのが良いなぁと思った