マチルダ 禁断の恋

2018-10-09
コピーライト:(c) 2017 ROCK FILMS LLC.

ロシア国内で210万人が賛否両論の大熱狂!皇帝ニコライ2世と伝説のバレリーナとの許されない恋と情事を描いた究極の恋愛映画

1800年台後半のサンクトペテルブルク。ロシア王位継承者であるニコライ2世は、世界的に有名なバレリーナのマチルダを一目見た瞬間恋に落ちる。燃え上がる彼らの恋は、ロシア国内で賛否両論を巻きおこし国を揺るがすほどの一大ロマンスとなる。父の死、王位継承、政略結婚、外国勢力の隆盛―そして滅びゆくロシア帝国と共に2人の情熱的な恋は引き裂かれようとしていた―。

最も切なく、最も官能的な、仕掛けられた恋。
ロシア最大strong公開規模(※2017年)にして上映禁止&賛否両論を巻きおこした超話題作

ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と、マリインスキー・バレエ団の伝説のプリマとして謳われたマチルダ・クシェシンスカヤ(71年に99歳で死去/伝記「ペテルブルグのバレリーナ クシェシンスカヤの回想録」)との決して許されない恋を描く。ロシア国内では「聖人」として神格化されているニコライ2世の禁断の恋とセックスを描いた本作。
作品をめぐり、皇帝の名誉を傷つけるとして賛否両論が飛び交い、上映館の放火を警告するキリスト教過激派組織も登場するほど。さらに安全上の理由で俳優たちはプレミア上映会を欠席するという事態にまで発展した。
美人すぎる元検事として日本でも有名なナタリア・ポクロンスカヤ議員は映画に対し否定的な姿勢を見せ、それを受けたプーチン大統領は「ウチーチェリ監督を尊敬している」と中立の意見を表明した。この実話に基づく物語は、ロシア全土を巻き込んだセンセーショナルな話題作となった。

12月8日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA
他全国順次ロードショー!

公式サイト

キャスト

ラース・アイディンガー 『ブルーム・オブ・イエスタディ』『パーソナル・ショッパー』、ミハリナ・オルシャンスカ 『ゆれる人魚』

スタッフ

監督:アレクセイ・ウチーチェリ(ゴールデン・グローブ賞ノミネート監督)
2017年/ロシア/カラー/ロシア語/108分/原題:MATHILDE
提供:シンカ、アニモプロデュース
後援:ロシア文化フェスティバル組織委員会、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦文化協力庁、ロ日協会、ロシアン・アーツ
協力:ジャパン・アーツ
配給:シンカ

レビュー

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美し映像にうっとり

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:ぴよ212018-11-26

帝政ロシア時代の絢爛豪華な世界に酔いしれ、映画が終わってからもしばらく現実に戻れない感じでした。 素晴らしい映像美の世界でした。 小悪魔なマチルダはエネルギッシュでロシア皇帝はその眩しいほどの逞しさに惹かれたのかも知れません。実話ということで、ロシアの歴史にも興味を持ちました。

全盛期のロシアを再現!

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:ちゅうみぃ2018-11-22

帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世の若かりし頃の、バレリーナのマチルダ・クシェシンスカヤとの禁断の恋の物語、実話に基づく。 舞台は1890年代のサンクトペテルブルグ。 その後ラストエンペラーは殉教し、ロシア正教会の聖人となったため、100年以上前の出来事とはいえ、この作品は激しい上映妨害が起ったそうです。 全盛期のロシアを再現した絢爛豪華な歴史絵巻という趣きですが、プリマの中でも嫉妬されるほど美しく勝気で小悪魔的、幾多の困難にもめげず奔放に生きたマチルダは、よく殺されなかったものだと感心しましたが、それどころか享年99! 逆にいつ死んでも悔いのない情熱的な生き方をしたのかもしれないです。 怪しげな降霊術や拷問など、呪術的なコトを司る者が″医者″と呼ばれていたこと、ロシア鉄道なども興味深かったです。 実話に基づくという点では興味深いですが、強い女と優柔不断な男のラブストーリー、とにかく男が情けない、この男の代でロシア帝国がロシア革命により崩壊したのも頷ける。なんて言ってはダメですが。。。 ラブストーリーとしては煮え切らずいまひとつ。 ただ、時代と保守的なお国柄を考えればこれが精一杯だったとも思えます。