マローボーン家の掟

2019-03-12
(C)2017 MARROWBONE, SLU; TELECINCO CINEMA, SAU; RUIDOS EN EL ATICO, AIE. All rights reserved.

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』J・A・バヨナが製作総指揮を手掛けた、謎と恐怖、衝撃が渦巻くスパニッシュ・スリラー

海沿いの森の中にひっそりとたたずむ大きな屋敷。そこに暮らすマロ―ボーン家の4人兄妹は、不思議な”5つの掟”に従いながら、世間の目を逃れるように生きていた。忌まわしい過去を振り切り、この屋敷で再出発を図る彼らだったが、心優しい母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、4人の希望に満ちた日々はもろく崩れ出す。屋根裏部屋から響いてくる不気味な物音、鏡の中にうごめく怪しい影。いったいこの屋敷には、いかなる秘密が隠されているのか。やがて平穏を保つための“掟”が次々と破られ、心身共に追いつめられた長男ジャックが、最愛の妹と弟たちを守るために下した決断とは……。

ハリウッドのメガヒット・シリーズ通算第5作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のメガホンを執り、2018年洋画興収成績ナンバーワンに輝いた日本を始め、世界各国で大ヒットに導いたJ・A・バヨナ監督。若くしてスペインを代表するフィルムメーカーとして名を馳せ、今や最も注目される才能の一人となった彼が、初めて製作総指揮を務めたのが本作品。そして監督デビュー作となるのが『永遠のこどもたち』『インポッシブル』の脚本を手掛けたセルヒオ・G・サンチェス。今やハリウッド界を席捲しているスパニッシュ・スリラーの代表的存在の2人が満を持してタッグを組む。

2019年4月12日(金)より新宿バルト9 ほか全国ロードショー
公式サイト

キャスト

ジョージ・マッケイ/ミア・ゴス/チャーリー・ヒートン/マシュー・スタッグ/アニャ・テイラー=ジョイ

スタッフ

監督・脚本:セルヒオ・G・サンチェス
製作総指揮:J・A・バヨナ
2017年/スペイン・アメリカ/英語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/1時間50分/日本語字幕:佐藤恵子 レーティングG
原題:MARROWBONE
配給:キノフィルムズ|木下グループ

レビュー

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恐怖と切なさと愛おしさが入り混じるホラー

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:とえ2019-04-05

イギリスから、アメリカの田舎町に引っ越してきたマローボーン家に降りかかる恐怖を描いたホラー映画 アメリカでも、ヨーロッパでも、日本でも 田舎町にひっそりと佇む木造の一軒家というのは、ミシッと音がしただけで「何が潜んでる…」と思ってしまう怖さがある この映画は、そんな家から漂う怖さをうまく使ったホラー映画だった 加えて、主人公兄弟たちの兄弟愛もここでは描かれていて その兄弟愛が、また切なくて 特に弟や妹を守ろうとするお兄ちゃんは愛おしくなってしまった 彼らの兄弟愛には、ちょっとホロッとしてしまった そんなわけで、 この映画は、恐怖と愛おしさと切なさが入り混じるホラー映画だった また、今後期待の若手俳優たちが共演しているのも 良かった 「はじまりへの旅」のジョージ・マッケイ、「スプリット」のアニヤ・テイラー=ジョイ、「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンなどなど 彼らの共演もとても良かった 人の内面に訴えるホラーものが好きな人にオススメの作品