レビュー
子供だけではなく、親世代にも響く映画
“大切な人を守る”勇気と覚悟! マックスは新しい家族と農場へ ギジエットは猫屋敷へ スノーボールはサーカス団へ それぞれのミッションがバラバラに進んでゆくのですが… ドキドキハラハラと笑いがいっぱいで、ラストはじんわり心が暖かくなる。 エンドロールにも、笑いと愛が溢れていました。 前作に続き、キラキラおめめも健在! 暴力的な可愛さで相手を意のままに操る確信犯の技。(主に小動物が乱用) これを見るのが楽しみで(*^▽^*) 実は今回、本家の声を始めて聞きましたww 前作はバナナマンの声がピッタリすぎて、吹き替え版で満足してしまった(^◇^;) でも今回は、字幕版もオススメです! ルースターの声がとにかくカッコいい!! 一言一言に説得力があって。 さすがはハリソン・フォード様。声の演技も素敵でした(≧∀≦) そして、相変わらず音楽が良い! イルミネーション作品の全てに言えることですが、選曲のセンスが抜群ですよね。 ミュージカルやレビューが大好きなので、前作ではソーセージ工場のシーンに歓喜したのですが、今回はギジエットの妄想シーンにニヤニヤしちゃいました。 ペットも家族の一員とはよく言いますが、ホントにそうだなぁ。と思える作品です。 マックスなんて、家族を愛するが故に、保護者としての責任感が強すぎてストレスを感じる程…(^◇^;) そんなマックスの気持ち、すごく良くわかります! だって、都会での子育てには危険がいっぱい。 慌しく過ぎる時間のなかで、自分が子供を守らなければ!と必死に頑張っている親御さんも多いのではないでしょうか?? でも、子供を“守る”ってどういう事? 危険を取り除く事? 危険から回避させる事?? マックスは新たな出会いのなかで、保護者としての大切な心構えを学びます。 危険な目にあった時に助けられるだけの力と勇気!そして何より覚悟が必要。 それで言うと、出番は少ないけれど、ケイティのスタンスにとても惹かれます。 おじさんの農場へみんなで揃って出かけたのは、新しい家族の紹介もさることながら、マックスのストレス解消を考えての事のように感じるし、子育ても大らかで羨ましい。 子供って、起きてて欲しい時に寝るし、寝て欲しい時に寝てくれないし。泣くし、汚すし、壊すし、散らかすし…。 やや完璧主義だった私の場合、リトルモンスターを育てた事で 自分ではハンドリング出来ない事があることを受け入れ、良い意味での諦めと、相手の立場から物事を見る目を学んだような気がします。 12時までに駅に着きたいのは私であって、子供にはそんなこと関係ない。 それより、道端の石ころが気になるし、アスファルトから伸びた雑草チェックにも余念がない。 虫を見つける早ワザたるや! 自分の都合を押し付けていた事にも気付かされ、妥協と折衷案が大事だと悟りました。( ̄ー ̄) でも、既にペットを飼っている人達は、自分ではハンドリング出来ない相手が居ることには慣れてらっしゃるし、言葉を介さない相手とのコミュニケーションも完璧。 だからケイティはマックスのストレスに対して敏感で、一人目の子育てでも余裕なのだなぁ。 とても自然体で素敵な女性に思えました。