在りし日の歌

2020-02-18
(C)Dongchun Films Production

<第69回ベルリン国際映画祭最優秀男優賞&女優賞W受賞!>
名匠ワン・シャオシュアイが織り成す、珠玉の人間ドラマ。

ヤオジュンとリーユン夫婦は、ひとり息子のシンと中国の地方都市で幸せに暮らしていた。同じ工場の同僚であるインミンとハイイエン夫婦には、偶然にも同じ年の同じ日に生まれた息子ハオがいた。両親たちは、お互いそれぞれの子の義理の父母としての契りを交わし、息子たちは兄弟のように育った。
ある時、リーユンは第二子を妊娠するが “一人っ子政策”に反するため堕胎させられてしまう。さらに、リーユンは手術時の事故で二度と妊娠できない身体になった。
ある日、ハオは「川で遊ぼう」とシンを誘うが、泳げないシンは頑なに嫌がる。怒ったハオはシンを残して一人で仲間たちのもとへ行ってしまった。やがて日が沈みかけた頃、数人の大人たちが必死の様子で川にやってくる。「シンシン!早く病院へ!」大人たちのその姿を、体を震わせながら真っ青な表情で見ているハオ。
大切なひとり息子シンを事故で失い、乗り越えられない悲しみを抱えたふたりは、住み慣れた故郷を捨て、親しい友と別れ、見知らぬ町へと移り住む。やがて時は流れ――。

夫ヤオジュンを『薄氷の殺人』(14)のワン・ジンチュン、妻リーユンを『黒衣の刺客』(15)のヨン・メイが演じ、本作で第69回ベルリン国際映画祭最優秀男優賞&女優賞W受賞する快挙を成し遂げた。
監督は中国第六世代を代表する1人として知られるワン・シャオシュアイ。本作で3度目となるベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた。

4月3日(金)より角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー!
公式サイト

キャスト

ワン・ジンチュン
ヨン・メイ チー・シー ワン・ユエン ドゥー・ジャン アイ・リーヤー

スタッフ

監督:ワン・シャオシュアイ
脚本:ワン・シャオシュアイ、アー・メイ
撮影:キム・ヒョンソク 音楽:ドン・インダー
2019年/中国/185分/カラー/1.85:1/英題:SO LONG, MY SON 原題:地久天長
配給:ビターズ・エンド

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