みをつくし料理帖

2020-09-01
(C) 2020 映画「みをつくし料理帖」製作委員会

<松本穂香主演>時代を創った男・角川春樹が生涯最後のメガホン作として、高田郁による不朽の名作「みをつくし料理帖」を映画化

時は、享和二年。大坂。8歳の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼馴染だった。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす二人だったが、その約束の夜から大坂に大洪水が襲う。――それから時は流れ、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働く澪の姿があった。あの大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、「つる家」の店主・種市に助けられたのだった。種市に天性の料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた。しかし江戸の味に馴染めず試行錯誤の日々を過ごしいたのだが、やがて「つる家」の看板料理を見出していく。たちまち江戸でも評判になっていく店にある日、吉原の翁屋で料理番をしている又次(中村獅童)という強面の男がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。果たして、澪と野江は再会を果たせるのか?幾度となく訪れる艱難辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語。

映画『犬神家の一族』や『セーラー服と機関銃』を筆頭に、1970年代から80年代にかけて娯楽映画の見かた・あり方を変えてきた革命的プロデューサー・角川春樹。製作者としてのみならず映画監督という顔も持つ角川春樹が、前作から約10年ぶり8本目の監督作にして生涯最後の映画監督作を完成させた。それが、万物の原点である食をテーマにした『みをつくし料理帖』だ。
原作は、作家・高田郁による累計発行部数400万部突破のベストセラー時代小説シリーズ。これまで北川景子主演のスペシャルドラマや黒木華主演の連続ドラマが製作されてきたが、劇場版映画は今回が初めて。原作小説が誕生した瞬間からその温もりに満ちた人情物語に惚れ込んでいた角川がプロデュースのみならず、自らメガフォンを取った。全10巻と特別編のある長大な原作の中から第3巻までのストーリーをメインに抽出し、登場する料理同様に真心のこもった人間ドラマを紡ぎあげた。

※高田郁さんの「高」は、正しくは“はしご高”が正式表記となります。

10月16日(金)全国公開
公式サイト

キャスト

松本穂香 奈緒 若村麻由美 浅野温子 窪塚洋介 小関裕太 藤井隆
野村宏伸 衛藤美彩 渡辺典子 村上 淳 / 永島敏行 反町隆史 榎木孝明 鹿賀丈史
薬師丸ひろ子 / 石坂浩二(特別出演) / 中村獅童

スタッフ

製作・監督:角川春樹
脚本:江良 至、松井香奈、角川春樹
原作:高田 郁「みをつくし料理帖」(角川春樹事務所)
主題歌:手嶌 葵「散りてなお」 作詞・作曲/松任谷由実 編曲/松任谷正隆(ビクターエンタテインメント)
料理監修:服部幸應
音楽:松任谷正隆
制作統括:遠藤茂行
制作:楽映舎
配給:東映

※高田郁さんの「高」は、正しくは“はしご高”が正式表記となります。

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