2020年ニース国際映画祭外国語部門最優秀作品賞&最優秀脚本賞受賞！上西雄大監督が赤井英和とのW主演で贈る最新作

舞台は大阪新世界。かつてヤクザの組を潰して廻っていた村上勝太郎は、自身のボクシングジムを営んでいたが、練習生がジムで覚醒剤取り引きをし逮捕されたことでジムを畳む。その後、元犯罪者の更生プロジェクトを運営している幼馴染み・沢村源蔵の経営する串カツ屋で働き出す。
ある日、勝吉は刑務所の慰問に誘われて訪れた刑務所で、かつて、共にヤクザを潰して廻った弟分・神木雄司と再会する。コオロギは悪い女に引っかかり、覚醒剤所持で服役していたが、間もなく沢村の協力で出所し、勝吉と共に串カツ屋で働き出す。
勝吉はある日、少年・徳永武が逃げ出した宗教団体に捕まるところに居合わせ、武を助けるが、武は洗脳されており、また、母親が入信し、父親と別れさせられたショックから、口がきけなくなっていた。失読症で文字が読めないコオロギは、筆談で会話をしようとする武が書く文字が読めず、悔しい思いをする。また、その宗教団体には、かつて勝吉にボクシングと“Never give up（ねばぎば）”という言葉を教えた恩師・須賀田元の娘・琴音も入信していた。武と恩師の娘を助ける為、見返りを求めない人情の男・勝吉とコオロギは再びコンビで立ち上がる。

W主演を務める赤井英和・上西雄大のほか、小沢仁志、西岡徳馬（※徳の正式表記は心の上に一）、有森也実、菅田俊、田中要次、堀田眞三、徳竹未夏、古川藍、神戸浩、坂田聡など豪華キャストが集結した本作。2020年ニース国際映画祭で外国語部門最優秀作品賞（グランプリ）と最優秀脚本賞（上西雄大）、2021年WICA（ワールド・インディペンデント・シネマ・アワード）で外国映画部門　最優主演男優賞（赤井英和・上西雄大）を受賞した。

キャスト

赤井英和　上西雄大　田中要次　菅田俊　有森也実　小沢仁志　西岡徳馬（※徳の正式表記は心の上に一）
坂田聡　徳竹未夏　古川藍　金子昇　神戸浩　長原成樹　リー村山　堀田眞三　伴大介　谷しげる　剣持直明
國本鍾建　上山勝也　柴山勝也　草刈健太郎

スタッフ

監督・脚本・プロデューサー：上西雄大
撮影：前田智広、川路哲也、下元哲　照明：小山田勝治
録音：廣木邦人　音楽：ナ・スンチョル　編集：目見田健　ナ・スンチョル
制作：徳竹未夏、中村秀哉　助監督：山中太郎、上林大地　題字：小林良二
アクション監修：リー村山　ヘアメイク：山畑里奈、南原彩　衣装：中谷昌代、西川莉子
主題歌：吉村ビソー「comme ca de大阪」
2020/JAPAN/Stereo/DCP/108min
制作：10ANTS
配給：10ANTS　渋谷プロダクション