ジュゼップ 戦場の画家

2021-07-06
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強制収容所でペンを握りしめ、激動の時代を乗り越えたー
画家ジュゼップ・バルトリの魂揺さぶる感動の実話

1939年2月。スペイン内戦の戦火から逃れた大勢の難民が南フランスに押し寄せる。フランス政府によって強制収容所に入れられた難民たちは、劣悪な環境のもとで飢えや病気に苦しみ、監視役のフランス人憲兵たちはことあるごとに虐待を加えていった。そんな中、粗末な小屋の壁や地面に黙々と絵を描いているジュゼップ・バルトリという画家がいた。新米の憲兵セルジュは先輩の憲兵たちの目を盗み、ジュゼップに紙と鉛筆を与え、ふたりの間にはいつしか有刺鉄線を越えた友情が芽生える。セルジュはジュゼップがスペイン脱出の際に離ればなれになった婚約者がいたことを知り、再会を夢見る切なる思いに触れ、彼女を探すのを手伝うが…。

第73回カンヌ国際映画祭正式出品、フランス版アカデミー賞として知られるセザール賞で長編アニメーション賞、第26回リュミエール賞でアニメーション賞と音楽賞、第33回ヨーロッパ映画賞長編アニメーション賞、ヨーロッパの映画賞を総ナメにした本作。
スペイン内戦により、避難先のフランスの強制収容所で難民となった実在の画家ジュゼップ・バルトリの人生に迫る感動の実話が描かれる。
本作で華々しい長編デビューを飾ったのは、フランスの全国紙「ル・モンド」などのイラストレーターとして活躍してきたオーレル。ジュゼップが収容所で記した鮮烈なスケッチに触発され、自らのペンで伝えたいと駆り立てられ、10年の歳月を費やして本作を完成させた。
脚本はロベール・ゲディギャン監督『マルセイユの恋』(96) 、『キリマンジャロの雪』(11)で知られるジャン=ルイ・ミレシがつとめ、製作は『戦場でワルツを』(08)のセルジュ・ラルーと、豪華スタッフ陣が集結した。

8月13日(金)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
公式サイト

キャスト

 

スタッフ

監督:オーレル
脚本:ジャン=ルイ・ミレシ (『幼なじみ』、『キリマンジャロの雪』)
2020年/フランス・スペイン・ベルギー/仏語・カタロニア語・スペイン語・英語/74分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/原題:JOSEP/日本語字幕:橋本 裕充
配給:ロングライド

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