白い牛のバラッド

2022-01-11
 

<第71回ベルリン国際映画祭 金熊賞&観客賞ノミネート>
アスガー・ファルハディに並ぶ新たな才能が誕生!

テヘランの牛乳工場に勤めるミナは、夫のババクを殺人罪で死刑に処されたシングルマザーである。刑の執行から1年が経とうとしている今も深い喪失感に囚われている彼女は、聴覚障害で口のきけない娘ビタの存在を心のよりどころにしていた。ある日、裁判所に呼び出されたミナは、別の人物が真犯人だと知らされる。ミナはショックのあまり泣き崩れ、理不尽な現実を受け入れられず、謝罪を求めて繰り返し裁判所に足を運ぶが、夫に死刑を宣告した担当判事に会うことさえ叶わなかった。するとミナのもとに夫の友人を名乗る中年男性レザが訪ねてくる。ミナは親切な彼に心を開いていくが、ふたりを結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。

第71回ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞にノミネートされ、批評家からはアスガー・ファルハディ監督やモハマド・ラスロフ監督に並ぶ才能と賞賛、世界中の映画祭で数々の受賞を果たしたベタシュ・サナイハ監督とマリヤム・モガッダム監督。イランでは、2020年2月のファジル国際映画祭で3回上映された以降、政府の検閲により劇場公開の許可が下りず、2年近く上映されていない。自国のタブーに斬り込んだ衝撃の冤罪サスペンスが、ついに日本公開を迎える。

2月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト

キャスト

マリヤム・モガッダム、アリレザ・サニファル、プーリア・ラヒミサム

スタッフ

監督:ベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダム
2020年/イラン・フランス/ペルシア語/105分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:Ballad of a White Cow/日本語字幕:齋藤敦子
配給:ロングライド

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