1640日の家族

2022-06-23
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里親と“息子”の幸せな日々に、突然訪れた“家族”のタイムリミット
彼らが選んだ未来とは――実話に基づく感動作

生後18ヶ月のシモンを受け入れた里親のアンナと夫のドリス。2人の息子とは兄弟のように育ち、幸せな4年半が過ぎようとしていた。ところが、実父のエディからシモンを手元で育てたいと申し出が…。突然訪れた“家族”でいられるタイムリミットに、彼らが選んだ未来とは―。

長編デビュー作『ディアーヌならできる』(17)で第9回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル映画監督審査員賞を受賞したファビアン・ゴルジュアール監督。2作目となる本作は、監督が子どもの頃、両親が里子を迎え、4年半一緒に暮らした体験を基に生まれた。人生を変えたこの経験をずっと映画にしたいと思い続け、念願の企画が実現。家族の深い愛と絆を描く新たな珠玉作が誕生した。

7月29日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト

キャスト

メラニー・ティエリー、リエ・サレム、フェリックス・モアティ、ガブリエル・パヴィ

スタッフ

監督・脚本:ファビアン・ゴルジュアール
2021年/フランス/仏語/102分/1.85ビスタ/5.1ch/原題:La vraie famille/英題:The Family/日本語字幕:横井和子
配給:ロングライド

レビュー

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愛しているから辛い

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:Shiron!2022-07-29

登場人物全員が、みんなシモンを愛している。 里親と養子の違いを初めて知りました。 スキンシップが印象的。“触れる”は愛情なんだなぁ。哺乳類の。 血の繋がりとは関係なく、こんなにも愛情を注げるんだ。 人の気持ちはそんなに簡単に割り切れるものじゃない。 主人公がどうして里親になろうと決めたかは、映画の中では語られないのですが こんなに辛い思いをするならやらなければ良かった。二度と里親にはなりたくない。と思ってしまいそうですが… パートナーの絶妙なフォローが素敵でした。 確実に愛されて育った人間がそこにいる。 美しいラストにも号泣でした。