【レポート】『二階堂家物語』加藤雅也、河瀨直美が香港国際映画祭レッドカーペットに登壇!海外版ポスタービジュアルも解禁

Courtesy of Hong Kong International Film Festival

なら国際映画祭の映画製作プロジェクトNARAtiveの作品として誕生した『二階堂家物語』が3月18日(月)より開催されるアジア三大映画祭のひとつでもある香港国際映画祭のWORLD CINEMA:Global Vision枠にて上映される。
初の長編作「NAHID(ナヒード)」で2015年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・期待すべき新人賞を受賞、なら国際映画祭2016にて最高賞であるゴールデンSHIKA賞を受賞し、注目を浴びたイランの若手監督アイダ・パナハンデを迎え制作された本作は、奈良県天理市を舞台に、名家の存続を願いながらも、跡継ぎ問題に悩む3世代の家族の愛と葛藤を描いた物語だ。

この度、本作の主演を務め、俳優デビュー30周年を迎えた加藤雅也に加え、本作のメガホンを取ったイラン人監督のアイダ・パナハンデ、脚本アーサラン・アミリ、エグゼクティブ・プロデューサーの河瀨直美らが揃って、第43回香港国際映画祭オープニングセレモニーに登壇した。

映画『二階堂家物語』第43回香港国際映画祭レッドカーペット 概要
香港国際映画祭 レッドカーペット
■日時:3月18日(月)18:30~(現地時間3月18日(月)17:30~)
■場所:香港コンベンショ・アンド・エキシビジョン・センター
■登壇者(敬称略):加藤雅也、アイダ・パナハンデ監督、アーサラン・アミリ、河瀨直美

『万引き家族』や『孤狼の血』が受賞を果たし、賑わったアジア・フィルム・アワード授賞式に続き、アジア三大映画祭のひとつとして名高い第43回香港国際映画祭が3月18日(月)に開幕した。
日本からは、なら国際映画祭の映画製作プロジェクトNARAtiveの作品として誕生した『二階堂家物語』のほか、堤幸彦監督作『十二人の死にたい子どもたち』、塚本晋也監督作『斬、』、中野量太監督最新作『長いお別れ』、そして本作にも主人公の娘・由子役で出演している石橋静河がヒロインを務める『きみの鳥はうたえる』なども上映される。

本日、行われたオープニングセレモニーではアジアを代表する映画人たちがレッドカーペットへ登場。日本からは昨日アジア・フィルム・アワードにて編集賞を獲得した塚本晋也監督も参加。そして、『二階堂家物語』からは加藤雅也、アイダ・パナハンデ監督、脚本のアーサラン・アミリ、エグゼクティブ・プロデューサーの河瀨直美がレッドカーペットに登場。海外メディアから大量のフラッシュを焚かれると加藤らは手を振り、笑顔で応えた。

そして、レセプション会場へ続く階段を4人が手をつなぎ、仲睦まじい姿を見せたジャッキー・チェンとの共演を果たした『新宿インシデント』以来の約10年ぶりとなる香港に、加藤は「香港映画界のパワー溢れる雰囲気に圧倒された。10年前のスターが今でも最前線で活躍し続けている香港映画の底力を感じた」と応えた。

Courtesy of Hong Kong International Film Festival

そして、香港国際映画祭開幕に合わせて、加藤雅也に「これは家に飾りたいと」言わしめた、海外版ポスタービジュアルが解禁。
小津安二郎の作品を見て育ったというアイダ・パナハンデ監督の意見を存分に取り入れた海外版ビジュアルは、人生の行く先に迷っているかのように茜空に漂う凧と、母ハルの着物を整える辰也の姿が格式ある旧家の行く先を暗示しており、小津安二郎のような家族の在り方を映し出した物語が伺える。

Introduction
一人息子を亡くし、代々続く家系が途絶える危機に頭を痛めている辰也とその母ハル。息子を失い妻が出て行ってしまった辰也に対し望まぬ相手との結婚を迫るハル。そして娘の由子に婿養子を取るように過剰な期待をかける辰也。名家の跡継ぎを巡り家族の中が緊迫し、繋がりが崩れだしていくが…。

作品タイトル:『二階堂家物語』
出演:加藤雅也 石橋静河 町田啓太 田中要次 白川和子 陽月華 伊勢佳世 ネルソン・バビンコイ
監督:アイダ・パナハンデ(イラン)
脚本:アイダ・パナハンデアーサラン・アミリ
エグゼクティブ・プロデューサー:河瀨直美
配給:HIGH BROW CINEMA

公式サイト:https://ldhpictures.co.jp/movie/nikaido-ke-monogatari/
コピーライト:(c) 2018 “二階堂家物語” LDH JAPAN, Emperor Film Production Company Limited,Nara International Film Festival

全国公開中

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