レビュー
わくわくする世界観
見応えのある映像、わくわくする世界観。容姿のすぐれた男女の主人公。気持ちのいいSF映画。盛り込みすぎていて全体の印象がぼやけるのが残念。
西暦2740年。宇宙を守る任務を帯びたエージェントのヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)。二人が向かったのは、長い年月を経て拡張を続け、あらゆる生命が共存する宇宙ステーション・アルファ、別名“千の惑星の都市”。しかし、その深部には謎の放射線反応が見られ、3,000を超える種族が死滅の危機にあったのだ。
「10時間以内にその原因を究明せよ」という極秘ミッションを託された2人の前に突如現れたのは、30年前に消滅したはずの惑星の住人たち。彼らの思惑とは一体…?果たしてヴァレリアンとローレリーヌは“千の惑星の都市”の危機を救うことができるのか―!?
【introduction】
超豪華キャスト共演による、銀河を魅了する一大スペクタクル!
『グラン・ブルー』『レオン』など熱狂的なファンを持つ名作群で知られる巨匠リュック・ベッソンが、30年を超えるキャリアでも最強にして最大のスケールで贈るSF超大作が誕生した。『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えた伝説のSFコミック「ヴァレリアン」を原作に、銀河をパトロールする美男美女コンビが全宇宙の存亡を揺るがす陰謀に立ち向かう。自由奔放なイマジネーションとエキサイティングなアクションがさく裂する、最新VFX技術とベッソンの夢が詰まった壮大なオモチャ箱だ。
主人公、ヴァレリアンに扮したのは、『ディーン、君がいた瞬間』でジェームズ・ディーンを演じ、プラダの広告塔も務めるデイン・デハーン。相棒にしてクールビューティーのローレリーヌを演じるのは、トップモデル、女優のカーラ・デルヴィーニュ。カーラはファレル・ウィリアムスのプロデュースで本作のテーマソング“I Feel Everything”を歌い、ソロシンガーとしてもデビューを果たしている。
さらに『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーウェン、『マグニフィセント・セブン』のイーサン・ホーク、『トリプルX:再起動』でハリウッド進出したアジアのヤングスター、クリス・ウー、『アルゴ』の大ベテラン、ジョン・グッドマン。
ポップミュージック界に君臨するディーヴァ、リアーナが変幻自在の宇宙人パフォーマー“バブル”役で妖艶なダンスを披露したかと思えば、ジャズの巨人ハービー・ハンコックがまるで本職の俳優のように登場。SF映画の金字塔『ブレードランナー』の名優ルトガー・ハウアーも顔を見せる。
ヴァレリアン:デイン・デハーン
ローレリーヌ:カーラ・デルヴィーニュ
フィリット司令官:クライヴ・オーウェン
バブル:リアーナ
客引きジョリー:イーサン・ホーク
国防長官:ハービー・ハンコック
ネザ軍曹:クリス・ウー
アイゴン・サイラス:ジョン・グッドマン
世界連邦大統領:ルトガー・ハウアー
監督・脚本:リュック・ベッソン
原作:ピエール・クリスタン(作)とジャン=クロード・メジエール(画)
製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ
コンセプト・デザイン:パトリス・ガルシア、ベン・マウロ、マーク・シモネッティ、ジュー・フェン、シルベイン・デプレ、アラン・ブリオン
VFXスーパーバイザー:スコット・ストクダイク
VFXプロデューサー:ソフィー・ルクレール
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:ティエリー・アルボガスト
衣装:オリヴィエ・ベリオ
美術:ユーグ・ティサンディエ
編集:ジュリアン・レイ
2017年|フランス|英語|カラー|スコープサイズ|137分|製作:ヨーロッパコープ
配給:キノフィルムズ
見応えのある映像、わくわくする世界観。容姿のすぐれた男女の主人公。気持ちのいいSF映画。盛り込みすぎていて全体の印象がぼやけるのが残念。