レビュー
ホアキン・フェニックスの演技に魅了
ダークナイトの衝撃とは全く次元の異なる心理ドラマ。 社会の片隅でひっそりと生きる孤独な男がいかにしてジョーカーとして変貌していくかを笑い声によって表現した演技に魅了されました。
売れないコメディアンのアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)が暴漢に遭遇したのは、ゴッサム・シティの通りをピエロ姿でさまよっていたときだった。社会から見捨てられたアーサーは徐々に狂気への坂を転落していき、やがてジョーカーという名の悪のカリスマへと変貌を遂げる。トッド・フィリップス監督が放つ、戦慄のサスペンス・エンターテイメント。
アメコミ作品初の快挙となるヴェネツィア国際映画祭<最高賞>金獅子賞を受賞した本作は、全米では『ヴェノム』が持つ10月公開作品のオープニング興収記録を大幅に塗り替え3日間で約100億円超えた。さらに全世界興行収入1,000億円を突破し、R指定映画初の快挙を達成。日本でも興行収入40億円を超え、50億目前の驚異的大ヒットを記録中、すでに第44回報知映画賞海外部門の作品賞を受賞している。さらに、日本を含む12ヵ国でワーナー映画今年1番のオープニング記録を樹立するなど世界中で一大ムーブメントを巻き起こした。
ヒース・レジャー、ジャック・ニコルソン、ジャレッド・レト、歴代アカデミー賞俳優が演じてきた悪のカリスマ――”ジョーカー”。
本作では、都会で大道芸人として暮らしていた孤独な男アーサー・フレックが、最も強く、最も残酷なヴィラン、”ジョーカー”へと変貌していく様をアカデミー賞に3度ノミネートされた実力派俳優ホアキン・フェニックスが怪演。さらに、アーサーが憧れる人気トーク番組の司会者マレー・フランクリンをアカデミー賞俳優のロバート・デ・ニーロが演じた。
劇場公開時は字幕版のみの公開だったが、ブルーレイ、DVD、デジタル配信では、初の日本語吹替版を収録。ジョーカー役に決定した声優平田広明(『ONE PIECE』サンジ役、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウ役等)が”ジョーカー”へと変貌していくホアキン・フェニックスの鬼気迫る役柄を見事に演じる。
アーサー・フレック/ジョーカー:ホアキン・フェニックス(平田広明)
マレー・フランクリン:ロバート・デ・ニーロ(野島昭生)
ソフィー・デュモンド:ザジー・ビーツ(種市桃子)
ペニー・フレック:フランセス・コンロイ(滝沢ロコ)
監督・共同脚本・製作:トッド・フィリップス
製作:ブラッドリー・クーパー/エマ・ティリンジャー・コスコフ
共同脚本:スコット・シルバー
ダークナイトの衝撃とは全く次元の異なる心理ドラマ。 社会の片隅でひっそりと生きる孤独な男がいかにしてジョーカーとして変貌していくかを笑い声によって表現した演技に魅了されました。