ワース 命の値段

2023-01-13
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<マイケル・キートン主演>9.11テロ犠牲者の命をドル換算した男がいた―被害者遺族7000人を救うため闘った弁護士の感動の実話

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生後まもなく、政府が被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。特別管理人を任されたのは、弁護士ケン・ファインバーグ。調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、さまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。約7000人の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。期限が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは……。

共にアカデミー賞(R)作品賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』『それでも夜は明ける』の製作陣が手掛け、『バットマン』のマイケル・キートンが主演とプロデューサーに名乗りを上げた本作。実在のモデルで、原案となった回想録「What is Life Worth?」の著者である弁護士のファインバーグと意気投合したキートンは、計算機のようだったファインバーグが遺族の声に耳を傾けて変わっていく姿を真摯に演じきった。

2月23日(木・祝)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト

キャスト

マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン

スタッフ

監督:サラ・コランジェロ
脚本:マックス・ボレンスタイン
2019年/アメリカ/英語/118分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:WORTH/日本語字幕:高内朝子(「高」の正式表記は「はしごだか」)
提供:ギャガ、ロングライド
配給:ロングライド

レビュー

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観る価値あり

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:tomoboop2023-02-12

社会派エンターテイメントですが何とも重いテーマ。どの言い分も分かるし、遺族の話は涙なくして聞く事ができません。様々な状況の人がいて色々な意見があり、こんな困難に取り組んだ人がいるという史実を知った事に価値がある

難しい課題

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:tomoboop2023-02-10

「困難な仕事をやり遂げる」という社会派エンターテイメントとして楽しめますが、何とも重いテーマ。どの言い分も分かるし、遺族の話は涙なくして聞く事ができません。様々な状況の人がいて色々な意見があり、全員を満たすことはほぼ無理。こんな困難に取り組んだ人がいるという史実を知った事に価値があると思います。