レビュー
素晴らしかった
これは切ない!自分だったら、と思うと本当に泣けてきました。全編通して「死」が感じられ色々考えさせられます。お涙頂戴ではなく、サラッと自然に、美しく悲しい描き方が素晴らしかったです。子役くんの演技も凄い!
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。
『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督による最新作となる本作は、余命宣告を受けたシングルファーザーが、自分が亡き後に息子が一緒に暮らす“新しい家族”を探し求める姿を通し、「生」と「死」という普遍的なテーマから新たに誕生した感動作。
父親のジョン役を演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。息子のマイケル役には、本作がデビュー作となるダニエル・ラモント。
ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ
2020年|イタリア、ルーマニア、イギリス|英語|95分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:Nowhere Special|字幕翻訳:渡邉貴子|G
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
これは切ない!自分だったら、と思うと本当に泣けてきました。全編通して「死」が感じられ色々考えさせられます。お涙頂戴ではなく、サラッと自然に、美しく悲しい描き方が素晴らしかったです。子役くんの演技も凄い!