レビュー
チャーミングな作品
性がテーマというよりも地味な女子大生とアダルトショップオーナーの年配女性との世代を超えた友情が描かれます。生(性)や死について自分の意見をハッキリ言うオーナーと、彼女と関わってキレイに明るく変わっていく女子大生の様子が良かったです。音楽も、モンゴルのロックバンドなんて初めて聴きましたがなかなか良い! ただ後半失速して結末も「?」なのが残念でした。。
モンゴル・ウランバートルで家族と暮らし、大学で原子力工学を学ぶサロールは、代わり映えのない毎日を送っていたが、ひょんなことから、大人のオモチャが所狭しと並ぶ、ビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることになる。人生経験豊富な女性ショップ・オーナーのカティアや、店を訪れるさまざまなタイプのお客たちと接する日々の中で、自分らしく生きることを学んでいく…。
第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリ受賞。現代モンゴル映画界を牽引する俊英センゲドルジ・ジャンチブドルジ監督は、アダルトグッズ・ショップを舞台に、モンゴルの都市部で生きる一人の女性の成長譚を、ユーモアたっぷりに軽やかに描き、“草原が舞台”という一般に想起されがちなモンゴル映画のイメージを一新させた。
バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、エンフトール・オィドブジャムツ
監督・脚本・プロデューサー:センゲドルジ・ジャンチブドルジ
音楽:ドゥルグーン・バヤスガラン(Magnolian)
2021年/モンゴル/モンゴル語・ロシア語/2.00:1/カラー 5.1ch 123分
原題:Khudaldagch ohin(英題 THE SALES GIRL)
字幕翻訳:大塚美左恵
モンゴル語監修:フフバートル
映倫:G
後援:駐日モンゴル国大使館
配給:ザジフィルムズ
性がテーマというよりも地味な女子大生とアダルトショップオーナーの年配女性との世代を超えた友情が描かれます。生(性)や死について自分の意見をハッキリ言うオーナーと、彼女と関わってキレイに明るく変わっていく女子大生の様子が良かったです。音楽も、モンゴルのロックバンドなんて初めて聴きましたがなかなか良い! ただ後半失速して結末も「?」なのが残念でした。。