ドイツに実在するラッパー、音楽プロデューサー、実業家でもあるカターの自伝をもとに描く規格外に破天荒な実話
イスラム革命により迫害された音楽家の両親にもとに生まれたジワ。最初の記憶は刑務所の中だ。数年後、父が有名な音楽家であることから保護され、ドイツのボンへ亡命する。9歳の時にジワはピアノを習い出す。10年後、父は愛人を作って家を出ていき、ジワは反発してピアノを弾かなくなる。その頃、歌がうまい友人・サミーと出会ってHIPHOPに興味を持つようになる。さらにストリートでのし上がるためにボクシングジムで鍛え、「Xatar(カター:クルド語で“危険”)」として有名になっていく。ラッパー・カナコンダやDJ・マエストロと出会い、音楽の楽しさを知っていくものの、クスリの密売容疑で捕まる。出所後、音楽マネジメントを学び始めるジワだが、稼ぎのために闇組織に入り、なんと金塊強盗を実行!ジワは8年の禁固刑が言い渡されたものの、見張りの目を盗んでレコーディングを行い、アルバムを完成させる。獄中から発売したアルバムはヒット、“ギャングスタ・ラッパー”として、さらに音楽プロデューサーとしても、その名を轟かせていく……。
目まぐるしく転がり続けるカターの人生に驚きながらも、成功へ上り詰める道のりはある種気分爽快。誰もが初めて体験するスクリューボール・サクセスストーリーが誕生した。『女は二度決断する』でゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞したほか、世界三大映画祭で主要賞を獲得するなど、世界中で高い評価を受けているアキン監督だが、本国ドイツで約1000万ドルの興行成績を上げた本作は、アキン監督作品史上最大のヒット作となっている。
3月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー!
公式サイト
キャスト
エミリオ・ザクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、アルマン・カシャニ、フセイン・トップ、ソゴル・ファガーニ
スタッフ
監督・脚本:ファティ・アキン
撮影:ライナー・クラウスマン
編集:アンドリュー・バード
美術:ティム・パネン
音楽:ジワ・ハジャビ aka Xatar
オリジナル管弦楽曲:エグバル・ハジャビ
音楽監修:ピア・ホフマン
監修:マエストロ
セリフ監修:Xatar
140分/1.85:1/2K/Dolby Atmos/2022/ドイツ語、クルド語、トルコ語、オランダ語、英語、アラビア語/ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ 日本語字幕:吉川美奈子
配給:ビターズ・エンド
(C)2022 bombero international GmbH & Co. KG / Palosanto Films Srl / Rai Cinema S.p.A / Lemming Film / corazon international GmbH & Co. KG / Warner Bros. Entertainment GmbH
(C) 2022 Bombero Int. _ Warner Bros. Ent. _ Gordon Timpen
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映画『RHEINGOLD ラインゴールド』トークイベント付き特別試写会5組10名様ご招待!
この度、本作の公開に先駆け、下記日程においてトークイベント付き特別試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
【ご注意事項】
※本イベントはメールにて当選をご案内いたします。
※当選通知のため、必ず連絡がとれるメールアドレスでご応募ください。
※当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。
※都合により、ゲストは予告なく変更、イベントが中止、日程変更となる場合があります。予めご了承ください。
※当日はメディアの取材が入る予定です。お客様が取材等で映り込む場合がありますので、予めご了承ください。
※満員の際は消防法によりご入場をお断りいたします。予めご了承ください。
※開演後のご入場は堅くお断りいたします。
※場内での録画・録音機器の使用を固く禁止致します。
※会場までの交通費、宿泊費などは、当選者様ご自身のご負担となります。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができません。
※都合により、締切日よりも早く応募を締め切る場合がございます。予めご了承ください。
【感染症予防対策に関するご案内】
※ご体調の優れない方、発熱等の症状のある方はご来場をお控え頂きますようお願い致します。
※マスク着用は個人の判断に基づき任意とさせていただきます。
※アルコール消毒液での手指の消毒、咳エチケットにご協力をお願いいたします。
※政府や関係省庁、自治体などからの新たな情報発表、感染拡大の動向や専門家の知見等を踏まえ、必要に応じて対策の追加及び変更を行う場合がございます。
レビュー
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まるで映画のような映画
評価:
★★★★★ (5点)
投稿者:Shiron!2024-03-21
ドキュメンタリー風な映画を想像していましたが、とても1人の人生に起こった出来事とは思えない!!
怒涛の展開の連続は“まるで映画みたい”
ポップで笑えるジェットコースタームービーでした!
あれよあれよと言う間に転がっていく様は、まるで何かに吸い寄せられているかのよう。
これまでの出来事がラストの歌に集約されて…全てはこの為にあったのかと思えます。
この世に起こる良いことも悪いことも全てが映画になるように、全ての出来事もラップとして昇華される。
理不尽な世の中に苦しんでいる人たちや道を踏み外した人たちの魂のはけ口であり、応援歌。
DJマエストロのトラックが素敵すぎて、普段ラップを聞かない私の心にもずっしりと響きました。
生い立ちからして、かなりヘビーな内容の社会派映画な筈なのに、テンポ良くユーモアを交えながら描いているので重くなりすぎない。
ケンカと友情と初恋の青春映画だし、法廷劇ですら笑えます。
いろんな要素がてんこ盛りで、ジャンルに縛られない映画なので間口が広い。
もしかして、ドキュメンタリー風にしなかったのは、この映画の作りそのもので“ラップ”を表現しているからなのかも?
ラップはノリの良いリズムが大事だし、韻をふむ言葉遊びのユーモアも交えつつ、語る内容はあくまでもハード。
今までにない興奮と感動が詰まった“ラップムービー”を体感しました。
ファティ・アキン監督の、シーンの空気が変わる瞬間が大好きなのですが、今回もあります!
ハッとさせられたり、ゾワッとしたり。
とても美しいシーンもあるし、とても力強いシーンもある。
お気に入りのシーンを語りあいたい。