マイ・サンシャイン

2018-11-05
(c)2017 CC CINEMA INTERNATIONAL–SCOPE PICTURES–FRANCE 2 CINEMA-AD VITAM-SUFFRAGETTES bitters.co.jp/MySunshine

ハル・ベリー×ダニエル・クレイグ豪華競演!
『裸足の季節』のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督最新作

1992年、LA・サウスセントラル。家族と暮らせない子供たちを育てるミリー(ハル・ベリー)。貧しいけれども、ミリーの愛情は光に溢れ、誰もが居場所を見つけていた。隣人オビー(ダニエル・クレイグ)は騒々しいミリーたち家族に文句をつけながらも、実は彼らを見守っている。しかし、黒人が犠牲になった事件に対する不当な評決が出たことにより、LAで暴動が始まり、ささやかに暮らしていたはずの彼らの生活にも変化が訪れる…。

デビュー作『裸足の季節』が世界で熱狂的に迎えられ、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたデニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの監督最新作。監督がシナリオハンティングで訪れたサウスセントラルで何人もの子供たちをホストマザーとして育てている女性ミリーと出会ったことから、アメリカ史に刻まれるLA暴動を、暴動主体ではなく、普通の家族の視点から描く、というアイデアが生まれた。
現代にも続く、見えざる人々とも言える「市井の家族」と、深い傷を残した「アメリカ史に残る暴動」。一見交わらぬふたつが交差する「家族がたどる物語」は歴史検証に留まらぬ、胸揺さぶる真実から生まれた感動作となった。
ミリーを演じるのは『チョコレート』でオスカーを獲得し、その後も話題作へ出演し続ける、美貌と実力を兼ね備えた女優ハル・ベリー。口は悪いが心根はやさしい隣人オビーには『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグが演じ、奇跡的な競演を果たす。
そして、音楽を担当したのはニック・ケイヴとウォーレン・エリス。世界のロック史に燦然とその名を刻むふたりが手掛けた、そのメロウな旋律が映画世界を深めている。

12/15(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館
シネクイントほか全国ロードショー!

公式サイト

キャスト

ハル・ベリー ダニエル・クレイグ ラマー・ジョンソン カーラン・ウォーカー レイチェル・ヒルソン 

スタッフ

監督・脚本:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン(『裸足の季節』)
邦題:マイ・サンシャイン
原題:Kings
音楽:ニック・ケイヴ&ウォーレン・エリス
2017年/フランス・ベルギー/87分/PG12
提供:ビターズ・エンド、 パルコ、ポニーキャニオン
配給:ビターズ・エンド、パルコ

レビュー

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アメリカの人種間抗争は止まらない

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:radiogaga2019-01-03

ドキュメンタリータッチで1992年4月ロサンゼルス暴動の一日を時系列に映像化しています。 最初はテレビで事件を見ている一般市民が巻き込まれ、住民が悪意なく気まぐれで、暴れ窃盗し犯罪を侵していきます。 潜在的な人種差別意識が強い原因は30年経った今でも取り除かれていないように見えます。 他山の石と捉えるのでなく、ハロウィンや大晦日に渋谷で騒ぐ集団ヒステリー状態も同様に見えました。