筧美和子が映画初主演を務める『オオムタアツシの青春』が9月19日より福岡県先行公開、9月26日より全国公開することが決定し、本ビジュアルと予告編が公開となった。あわせて、本作の主題歌がアーティストデュオMisiiNの書き下ろし楽曲「Heartache Homework」に決定したことが発表された。

本作は、昭和風情が残る庶民的な炭鉱町である福岡県大牟田市を舞台に、苦節する大人たちと病気を抱えながらも前向きに生きる少女の出会いから生まれるかけがえのない絆を描いた物語。
監督は、『ラーメン侍』(2011年)、『恋のしずく』(2018年)、『いのちスケッチ』(2019年)など、地域やグルメ、人と人との繋がりを温かく紡ぐ作品に定評のある瀬木直貴。

公開された予告編は、筧演じる五十嵐亜美が洋菓子店オープンに向けて試行錯誤するシーンから始まる。車上生活を送る訳アリ風な初老の男性・樋渡静男(陣内孝則)と人には言えない過去を持つ高杉司(福山翔大)が亜美の出店準備に駆り出され、さらに一型糖尿病の持病がある少女・日菜子(奥野楓)も仲間入り。年齢も経歴もバラバラの4人がトラブルに巻き込まれながらも支え合い、ひたむきに生きていく姿が映し出されている。
また、劇団EXILEの小野塚勇人、佐藤寛太、さらに芹澤興人の出演が決定。小野塚は瀬木監督の『恋のしずく』で、佐藤と芹澤は同じく瀬木監督が手掛け大牟田市が舞台の『いのちスケッチ』でメインキャストを務めており、それぞれ本作では特別出演で姿をみせている。
主題歌を担当するMisiiN(ミシエヌ)は、ボーカル・ソングライティングを手がけるMisii(ミシー)とトラックメイク・ポエトリーラップを手がけるnagoho(ナゴホ)によるアーティストデュオ。音楽・映像・アートを自由な発想で表現する彼女たちの主題歌「Heartache Homework」が、エモーショナルな物語を盛り上げる。

あわせてMisiiとnagohoよりコメントが到着。コメント全文は以下の通り。
Misii(MisiiN) コメント
人生を作り上げていく日常の葛藤や喜びが、日々呼吸をするように自然に詰まった作品でした。そんな作品に主題歌として携われたことは、MisiiNのコアメッセージでもある “be the you” と深く重なり合えるものでした。生きる、ということに視点を合わせられる作品に出会えて、自分の見える景色もまた広がったように思います。れいんさんとの制作も含めて、とても貴重な時間を過ごせました。
nagoho(MisiiN) コメント
頑張っても空回りしたり、頑張りたくても頑張れない。でもそんな不甲斐ない自分もいていいんだと、肯定してあげられなかった自分をハグしてくれるような作品でした。 誰しもがそれぞれの場所で、それぞれの戦い方をしていて、その日々の連続の先で、桜梅桃李に花を咲かせる日が来るんだということを、伝えてもらった気がします。
ストーリー
炭鉱文化の名残ある町、福岡県大牟田市。パティシエの亜美(筧美和子)は夢だった洋菓子店をオープンさせるためこの町にやってきた。しかし共同経営するはずだった友人に見放されひとり途方に暮れていた。ある日、下校途中の少女がケガをしたところに居合わせた亜美は、同じく偶然通りかかった青年・司(福山翔大)と初老の男性・静男(陣内孝則)とともに日菜子を病院に連れて行くことに。この偶然の出会いをきっかけに亜美は、お店の内装の手伝いを彼らに依頼することに。開店にむけて順調に進んでいると思われたが、司と静男には、誰にも話していない大牟田に来た“ある過去”があり…。
『オオムタアツシの青春』
出演:筧美和子 福山翔大 林田麻里 陣内孝則
監督:瀬木直貴
脚本:松本稔
プロデューサー:宮崎逸郎 瀬木直貴
脚本:松本稔
音楽:田上和由
主題歌:「Heartache Homework」(MisiiN)
製作:「オオムタアツシの青春」製作委員会(ソウルボート 無限フィルムズ 渡辺商会 西日本新聞社 KBC九州朝日放送 テレビ西日本 TVQ九州放送 ホンダカーズ博多 スタッフ・アンド・ブレーン ピークスマインド・TMエンタープライズ)
後援:福岡県・大牟田市・大牟田医師会・大牟田観光協会
支援:映画「オオムタアツシの青春」を応援する会
制作プロダクション:ソウルボート
配給:フリック
(C)2025「オオムタアツシの青春」製作委員会
omuta-atsushi.com
『オオムタアツシの青春』9月19日(金)福岡県先行公開、9月26日(金)全国公開