第38回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに、映画『トリツカレ男』で声優を務めた佐野晶哉(Aぇ! group)と柿澤勇人、そして髙橋渉監督が登場した。

いしいしんじによる原作小説を元に、ミュージカルアニメーションとして映画化された本作。
佐野が演じるのは、何かに夢中になると他のことは一切見えなくなってしまうことから、周囲に“トリツカレ男”と呼ばれている主人公・ジュゼッペ。そしてジュゼッペが恋に落ちるヒロイン・ペチカの声を上白石萌歌が、ジュゼッペの相棒であるハツカネズミ・シエロの声を柿澤が担当。

そんな佐野は「終わってしまうのが寂しいです。もう一周してから帰ろうかなと思います。長いカーペットを歩かせていただき、幸せです!」と笑顔を見せ、「今の時代には珍しい一枚一枚手描きで描かれた心温まる作品です。ストーリーはもちろん、Awesome City Clubさんが作ってくださった音楽も魅力的なので、ぜひ劇場で楽しんでくれたら嬉しいです!」と映画の見どころをコメント。
また柿澤も、映画祭の雰囲気に「いつも(舞台中に見ている日比谷)とは違う光景で感動しました」と初のレッドカーペットを堪能し、「最高の音楽とともに劇場で楽しんでください!」と音楽の魅力を伝えた。
そして髙橋監督も「こんなに華々しい光を浴びることができ、眩しくてしょうがなかったです。寒い冬にぴったりの心温まる映画をぜひ楽しんで下さい」とコメントした。
第38回東京国際映画祭は10月27日~11月5日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。そして本作『トリツカレ男』は10月29日、11月2日に同映画祭の「アニメーション部門」にて上映。なお、11月2日の舞台挨拶付き上映には、柿澤と髙橋監督が登壇する予定だ。

ストーリー
ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していく。
ジュゼッペの夢中が、奇跡となってあなたに届く――
『トリツカレ男』
出演:佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、山本高広、川田紳司、水樹奈々、森川智之
原作:いしいしんじ『トリツカレ男』(新潮文庫刊)
監督:髙橋 渉
脚本:三浦直之
キャラクターデザイン:荒川眞嗣
音楽:atagi(Awesome City Club)
主題歌:Awesome City Club「ファンファーレ」
アニメーション制作:シンエイ動画
製作:2025映画「トリツカレ男」製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス
(C)2001 いしいしんじ/新潮社 (C)2025映画「トリツカレ男」製作委員会
http://toritsukareotoko-movie.com
11月7日(金)全国公開
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