
会場には歴代の様々な「プレデター」に扮したファンが多く詰めかけ、本作への期待が最高潮に達する中、キャストやスタッフが続々と登場。

本作を生み出したダン・トラクテンバーク監督は、ニュージーランドでの過酷で困難な撮影と、さらに撮影後の膨大なVFX作業を経ていよいよ本作がワールドプレミアを迎えた喜びを「今夜こうして素晴らしい観客の皆さんと共有できるのは本当に特別なこと」だと興奮。「子供の頃から愛してきたシリーズ作品をこうして自分が監督できるというのは本当に光栄です。でも今回は“単なるプレデター映画”という枠を超えて、すべてのSFファンに楽しんでもらえるユニークな作品をつくれたと思っています」と自信のほどをうかがわせる。
続けて「この映画の視覚的スペクタクルは滅多にないものだ。ほとんどのシーンは、実際に俳優たちがアクションを行って撮影しています。様々なセット、クレイジーな格闘シーン、信じられないほど緊張感のあるシークエンス、巨大モンスターとプレデターの対決、すべてが本物のエネルギーを持っています。そしてサウンドも格別です。ぜひ大きな劇場のスクリーンで観てください。本当に驚くような体験になると思います」と、できるだけより良い環境でみて欲しいと語った。
シリーズとして初となるプレデターの主人公・デクを演じたディミトリアス・シュスター=コロアマタンギも「最高だぜ。信じられない気分だ。家族を連れてLAのプレミアに来た。すごく楽しみなんだ。ああ、本当に気分がいい。俺たちがずっと準備してきたものを、みんながようやく見られるのが嬉しいよ。ファンもきっと気に入ると思う。言葉じゃ表現できないよ」とワールドプレミアを迎えた喜びをコメント。
さらに「ダン・トラクテンバーグ監督がこの映画で何ができるか、みんなが楽しみにしてくれているが、彼は映画にすごいエネルギーと命を吹き込んだんだ」と監督への信頼を寄せ、さらに監督と同じく「文字通り、大画面で観るために作られた作品だ。アクションもドラマもコメディも、音響デザインも壮大だ。迫力ある環境で観る必要がある。映画館に行って観てほしい。絶対に後悔させないから」と語った。
デクの相棒となる上半身のみのアンドロイド・ティアを演じたエル・ファニングは、シックな黒のドレスで登場。「すごくワクワクしています!今夜は私の家族も来ていて、みんなでこの作品を初めて観るんです。こういうシリーズ作品に関わったのは初めて」と明かしつつ、「この映画は独立した作品。シリーズを大胆な方向へシリーズを前進させているんです。撮影は本当に楽しかった。ダン監督が大好き。彼は想像力豊かで作品作りに対して情熱的なんです。みんなに映画を見てもらうのが待ちきれない」と監督への信頼の言葉を述べた。

そしてファニングは、「ニュージーランドの壮大な風景の中で実際にロケをしました。実際に映画で見ていただけるような雄大で美しい景色の中での撮影で、そのスケール感が映像の中でもしっかり生きています。この映画は、まさに“劇場で観るための作品”です!大きなスクリーンで観るべきだし、観客と一緒に息をのんだり笑ったりする共有体験が大切。プレデター映画でそう言えるのは珍しいけれど、この作品では少し涙するかもしれない。(映画館で)プレデターの咆哮を聴いて欲しい」と監督、コロアマタンギと同様に映画館でこそ観て欲しい映画だと力強くメッセージを送った。
『プレデター:バッドランド』は11月7日(金)世界同時公開。

11月7日(金)世界同時公開