ゆりやんレトリィバァ監督映画『禍禍女』海外映画祭ワールドツアー密着映像公開

ゆりやんレトリィバァ初監督映画『禍禍女』の海外映画祭ワールドツアーに密着した特別映像が公開された。

画像1
第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて

これまで、芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァ。2021年、あるTV番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやんを観た本作のプロデューサーがコンタクトを取り、本企画が始動。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中に、カンヌの地で映画監督デビューが発表され、話題を呼んだ。プロデューサーは撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたといい、本作にはゆりやんの今までの恋愛経験が詰め込まれている。

今回解禁になったのは、スペイン:第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭、カナダ:第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭、アメリカ:第45回ハワイ国際映画祭という3つの映画祭で、舞台挨拶に挑むゆりやん監督の姿や、その舞台裏を収めた特別映像。

全世界から、個性的で刺激的な作品が集まる、世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるシッチェス・カタロニア国際映画祭では、スペイン語での挨拶から始まり持ち前の英語力で「『禍禍女』は私の恋愛体験がベースです、ホラー映画ですけどね。私もなぜホラー映画になったのかわかりません」と、ジョークを飛ばすと会場も大爆笑。

画像2
第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて

上映後は、会場中から鳴り止まない万雷の拍手で迎えられ「この映画はとてもチャーミングで想像を超えて凄かったです!」と語る観客や、「すごくおもしろかったし超クール!最後まで最高でした!みんなにおススメしたい」、「あなたのユーモアのセンスも大好きです。こうして感じさせてくれて本当にありがとう」など満面の笑みで、本作を称賛する観客が多数。熱のこもった感想を傍で聞いていたゆりやんも、そんな観客たちとの交流を心から楽しんでいる様子が切り取られている。

北米で歴史ある映画祭のひとつであるモントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭が行われたカナダでは、まさかの『禍禍女』(英題:『MAG MAG』)の映画グッズがすでに売られているとのことで、スーパーマーケットに直撃。見つけたのは、現地で有名だというマヨネーズ、「MAG」。「これは、ハンバーガーソースとなっているので、きっと何にでも合うんでしょうね!まさに映画『禍禍女』のように、誰にでも見ていただけるそういうものではないですか?」と、ゆりやんも「MAG」を2つ手に入れモントリオールを満喫している様子。

画像4
第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭にて

舞台挨拶では、フランス語での挨拶も披露すると、「MAG MAG」、「ジュテーム(愛してる)」のコール&レスポンスで会場のボルテージを上げ、上映スタート。上映後のQ&Aでは、観客から「他に作ってみたい映画のアイディアはありますか?」との質問に、「それはラブストーリーですね、もしかしたら大きな船の上で取るような作品になるかも、上流階級の女性と貧しい男性が出会います」と、名作『タイタニック』に引っ掛けると、会場は大きな笑い声に包まれた。更に作品へ込めたメッセージについて問われたゆりやんは、「これは私の復讐です、“禍禍女”はすべての女性であり、“私”でもあるんです」と作品への想いを口にした。

画像3
第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭にて

現地の観客との交流を振り返ってゆりやんは、映画を通して、その恋愛観に共感をしたという観客の感想に触れ、「同じような境遇の方も多くて、うれしかったしびっくりしました。そういう風に思ってくれてたんだというところに感動しました。国を超えて、時を超えて大きな恋バナをしてる感覚になって楽しかったです」と、その感動を語ってくれた。同映画祭では、「Temps O」部門にて「観客賞」を受賞した。

画像5
第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭にて

ハワイ国際映画祭では、モントリオールに続き、映画芸術の未来を切り拓く新進気鋭の映画人に授与される、極めて名誉ある賞「ハレクラニ・ヴァンガード・アワード」を受賞。過去には、映画『怪物』、『バッド・ランズ』などで世界的評価を得た安藤サクラも受賞しており、その年に“映画界に革新をもたらした人物”だけが選ばれる特別な栄誉に輝いた。

画像6

その授賞式に参加したゆりやんは、そこでも持ち前のユーモアを発揮し会場の笑いを誘うと、あこがれの巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督へその喜びを伝える場面も。

作品を鑑賞した観客からは、「本当に楽しめました、とても面白い映画だと思います」、「ストーリーも好きでしたし、深いテーマを感じました」、「とても個性的なスタイルで、美しくでも同時にすごく怖かったです、本当に怖かったけどすごくおもしろかったです、ずっと夢中になって見ていました」、「この映画はすべての観客に観てほしいと思います、楽しいだけじゃなくちゃんとメッセージもある、もう監督の次回作がたのしみです」と、称賛や、早くも次回作を期待する声が続々。

画像7
第45回ハワイ国際映画祭にて

さらには、授賞式翌日、現地ハワイの朝のテレビ番組からのオファーで生出演し、映像には、緊張した面持ちで、インタビューに答えるゆりやんの姿も収められている。

今回、初監督作『禍禍女』で立て続けに3つの海外映画祭へ参加したゆりやんは、「映画って今までの自分の人生の中では、面白いし大好きだけど、スクリーンを座って静かに見ないといけないというのが常識だったんですけど、映画祭ではみんなが一体になって、拍手したりとか一体感のあるライブなんだと感動しました」と、各国の上映に参加した感想を表現。

ある観客から「ほんとに映画が好きなんだなと思いました」という感想をもらったと言うゆりやんは、「いち芸人が、急に映画監督ですって名乗り出てきて、恐れ多い想いもあったんですが、自分がいままで映画が好きだという気持ちが伝わったことがうれしかったですね」と、その喜びを語った。

画像8
第45回ハワイ国際映画祭にて

最後にゆりやんは、「バレンタインムービーとして、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります!『禍禍女』禍禍しい気持ちとどけ!LOVE」と、2月6日(金)の公開を控える日本の観客へ向けてメッセージを送った。

そして、10月26日~31日まで、イタリアで開催されていた、第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭の主要部門である、国際長編映画コンペティション部門にて「最優秀作品賞」の栄冠に輝き、モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭、ハワイ国際映画祭に続く受賞となり、「3冠」を達成。さらに、フランスで行われる、第14回パリファンタスティック映画祭、スイスの第6回ブルゴーレホラー映画祭への正式出品も決定している。

第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭からの受賞コメント

欲望と執着を、強烈で美しい物語へと変える圧倒的なエネルギーをもった作品だ。
ゆりやんレトリィバァは〈女性の身体〉を、愛と痛み、変化と闘いの舞台として描き出した。
観る者を引き込み、揺さぶり、飲み込むような体験――恐ろしくも目を離せない、美の渦がここにある。

画像9

『禍禍女』
出演:南沙良
監督:ゆりやんレトリィバァ
企画・プロデュース:髙橋大典(K2 Pictures)
脚本:内藤瑛亮
音楽:yonkey
配給:K2 Pictures
(C)K2P
https://k2pic.com/film/mmo

2026年2月6日(金)全国公開

目次