是枝裕和が原案・監督・脚本・編集を務める映画 『箱の中の羊』 が5月29日に公開されることが決定。新たなキャストとポスタービジュアル、特報映像が解禁された。

現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい眼差しで描き作品を作り上げてきた是枝監督が、本作で選んだ舞台は、“少し先の未来”。息子を亡くした夫婦はヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての時間が動き出す。やがて一家を待ち受ける、想像を越えた<未来>とは。日本映画では『万引き家族』以来、8年ぶりとなるオリジナル脚本となる。
主演は綾瀬はるかと千鳥の大悟。夫婦役として、綾瀬は建築家の甲本音々役を、大悟は工務店の二代目社長、甲本健介役をそれぞれ演じる。
この度新たなキャストとして、綾瀬と大悟演じる夫婦の息子・甲本翔の姿をしたヒューマノイドとして桒木里夢(くわきりむ)の出演が明らかに。桒木は200名以上のオーディションから抜擢され、彼らが織り成す新たな“家族のかたち”に注目だ。
併せて解禁されたポスター第1弾には、森の中でそっと木に顔を寄せるヒューマノイドの息子・翔の姿が映し出されている。光射す深い森に佇む、苔を湛えた大木に目を閉じ、頬を寄せる姿は、まるでそこから何かを感じ、くみ取ろうとしているかのよう。木に添えた手はヒューマノイドのそれであり、無機質な手と、生命の象徴ともいえる緑の息吹とのコントラストが是枝監督が挑む新たなテーマの幕開けを予感させる。

また特報映像は、箱を思わせる甲本家の俯瞰ショットから始まる。そこにあどけなさの残る「ただいま」の声。発するのは、亡くした息子と同じ姿、同じ声のヒューマノイド 翔。応えるのは、‘息子‘の帰宅を待ちわびた音々の「おかえり」。続いて、健介の少し硬い「いらっしゃい」。かつて交わしたやさしい親子のやり取りを模倣しあう家族。各々は真剣な表情でなにかを創作している。彼らは何を創ろうとしているのか。建築家である音々の創った家の模型の中の、仲睦まじい3人家族の像が印象深く際立っている。
「箱の中の羊」という、「星の王子様」の一節から着想を得たタイトルを受けてのラストカット、前方を見上げる一家3人が見つめる先にあるものとは―。劇伴の深く優しい旋律が導く不思議な余韻が、想像力を静かに掻き立てる映像となっている。



『箱の中の羊』
出演:綾瀬はるか 大悟(千鳥) 桒木里夢
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
製作:フジテレビジョン、ギャガ、東宝、AOI Pro.
配給:ギャガ
配給協力:東宝
(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
gaga.ne.jp/hakononakanohitsuji
5月29日(金)全国ロードショー