カラーパープル

2024-01-09
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スティーブン・スピルバーグ監督による“伝説の名作”が38年の時を経てミュージカル映画としてスクリーンによみがえる!

優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す――。

本作のオリジナルは、スティーブン・スピルバーグがピューリッツァー賞受賞の小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞(R)10部門にノミネートされながら無冠に終わったものの、口コミで6週目にして全米1位となり、5ヶ月以上のロングランとなった“伝説”の作品がミュージカル映画化される。プロデューサーはスピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞(R)助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞(R)作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレが監督に抜擢。第81回ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)と助演女優賞の2部門にノミネートされた。

2024年2月9日(金)より全国公開
公式サイト

キャスト

ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー他

スタッフ

製作:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
監督:ブリッツ・バザウーレ
原作:アリス・ウォーカー
原題:Color Purple
上映時間:141分
配給:ワーナー・ブラザース映画

レビュー

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ミュージカル最強!

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:Shiron!2024-02-08

きっとアカデミー賞に絡んでくるだろうと、必死で応募しまくった甲斐あって ジャパンプレミアに当選! 一足先に見ることが出来ましたが… 肝心のノミネートは助演女優賞だけ。 歌曲賞にもノミネートされず。 (『バービー』からは2曲もノミネートされてる) 歌も素晴らしかったけどなぁ。 ま。アカデミー賞にノミネートされなかったからといって、決して映画の価値が下がることはないのですが(映画の価値は見た人それぞれが決めるもの) 毎年映画仲間と予測投票をしているので、どうしてもこの時期は気になってしまいます。(^^;; ダニエル・ブルックスさんの助演女優賞ノミネートに納得。 もちろん、主人公のセリーも歌手のシュグも素晴らしくて心を動かされましたが やっぱりソフィアの振り幅がすごい! 理不尽な扱いには断固反対!自分の尊厳は自分で勝ち取る強い女性ですが… 彼女たちを取り巻く社会の問題と、更にその外側にある人種の問題とが描き出されていました。 一番心に響いたテーマは「自分は価値のない人間なのだ」と思わされる恐ろしさ。 殴られたり、暴言を吐かれたり、不当な扱いを受けて当たり前の人間なんていないのに。 この世に生を受けた全てのものに、それぞれ大切な役割がある。 主人公セリーを通して、本当にそうだと思える映画でした。 そして、スピルバーグ監督の『カラーパープル』を子供の頃に見たはずなのですが、あまり理解できていなかったことに気づきました。 というか、当時はなんだかスピルバーグ監督に裏切られた気持ちになってしまって、まともに内容が入ってこなかったのかも? 子供が楽しめる映画を作ってくれる人が、大人の映画を作る人になってしまった!そんなショックの方が強かったことを覚えています。 もったいないことをしました。改めて見直したいです。 しかし、歌の力ってすごい! 地域のミニコンサートに行った時に感じたのですが、ほんの5分でその場に集った人々の心を一つにできる。 映画には人の心を動かす力があると信じていますが、5分でここまでの高揚と一体感を生み出すのは、ちと難しい。 歌とダンスと映画。心を動かす要素が集結している、ミュージカル映画って最強!

素晴らしい

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:tomoboop2024-01-29

ブルース調の楽曲がどれも素晴らしく感動的でした!80年代版は、とにかく長く辛いストーリーという印象でしたが、ミュージカルにリメイクすることにより見やすくなり、赦しや女性の自立というテーマも分かりやすくなったと思います。大満足の良作(満足過ぎてお腹いっぱい感も。。)