あとがき

2024-02-01
(C) TeamDylan

<玉木慧監督初長編映画>「路上で1人芝居をする役者」と「吃音を持つアーティスト」実話に基づく青春の8年間

染井春太(猪征大)は居酒屋でアルバイトをしながら役者を目指しているが、来る仕事はエキストラばかり。ある日、路上で一人芝居をしている途中に出会ったアニキ(松本ししまる)と東京・下北沢にあるバーを訪れる。そこで吃音のアーティスト、レオ(遠藤史也)と出会う。レオはアメリカから帰ってきたばかりで家が無く、気付けば春太の家に住み着くようになる。目指すものは違うが、お互い夢を追う者として気付けばかけがえのない存在となっていく。そして2人はある約束を交わし、お互い約束を果たす為に日々努力する。しかし次第に春太を取り巻く環境に変化が訪れ、春太の夢に対する気持ちも揺らいでいく、、、いつまでも変わらないと思っていた。偶然出会った若者2人の出会いからそれぞれの人生の選択を描いた8年間を描く。

玉木監督のオリジナル企画にして、初の長編映画となる本作は、自身の友人でもある実在した「路上で一人芝居をする役者」と「吃音を持つアーティスト」がモデルとなっている。主演・染井春太役の猪征大、レオ役の遠藤史也、ヒロイン・向田日向役の向里祐香をはじめ、新鋭からベテランまで多彩なキャストが集結した。主題歌は4人組ガールズロックバンド、Bray meの「アンダー・ザ・ドッグ」。

3月1日 シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」ほか全国順次公開
公式サイト

キャスト

猪征大、遠藤史也、向里祐香、橘花征志郎、松本ししまる、尾台彩香、山田キヌヲ、大高洋子、木村知貴、高橋雄祐(※)、細井学、山本桂次 他
(※)「高」の正式表記は「はしごだか」

スタッフ

監督:玉木慧
脚本:佐藤寿洋 玉木慧
プロデューサー:槇原啓右
主題歌:Bray me「アンダー・ザ・ドッグ」
スタッフ:撮影:守屋良彦/照明:齋藤正貴/録音:竹内勝一郎/衣裳:ミナミマリィ/ヘアメイク:塚原ひろの/スチール:島田龍/助監督:中根克、島田龍/制作進行:中川泰博/吃音監修:矢田康人
2023年/日本/129分/5.1ch/シネスコ/カラー
製作・配給:TeamDylan

レビュー

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若者二人の関係性が面白い

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:ぬう太郎2024-04-12

吃音をもつアーティストと路上でひとり芝居する役者の友情が描かれた作品。映画の題材として若者同士の感情や意識のずれを描いたものは多々あるが、二人の絶妙な距離感と達者な演技に心打つものがあった。少々間延び感が否めないところやハンディカメラ映像の必要性に疑問な点があったが、異なる性格の夢追い人ふたりの8年間の生きざまを観て、若かった頃の自分の夢や友人のことを思い起こし、振り返る機会を与えていただきました。