ウェス・アンダーソン監督の最新作『The Phoenician Scheme』(原題)が、『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』の邦題で9月19日に公開されることが決定。場面写真9点が一挙解禁された。

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎えた本作。ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞(R)ノミネート俳優リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品常連となるトム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィスに加え、物語の重要なカギを握る人物をベネディクト・カンバーバッチが演じ、豪華キャストたちがウェス・ワールドを盛り上げる。
物語は、ヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が娘で修道女のリーズル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したところから始まる。画策していたビジネスの危機的状況を打開すべく、ヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていくというクライム・ファミリー・コメディ。物語後半では、カンバーバッチ演じるヌバルおじさんとザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられる。

フェニキアとは、現在レバノンを中心とする海岸地帯にある、独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国。6度の暗殺未遂から生き延びたザ・ザ・コルダが画策する“フェニキア計画”とは、“現代の大独立国フェニキア”全域におよぶ陸海三つのインフラを整備するという大プロジェクトだ。うまくいけば、今後150年間にわたって毎年利益が入ってくるという、ザ・ザにとっては一世一代のプロジェクト。
しかし、とある妨害によって赤字が拡大、財政難に陥り、30年かけて練り上げた計画が脅かされることに。ザ・ザは資金調達のため、ビジネスパートナーたちに会いに、疎遠になっていた娘で後継人のリーズルとともにフェニキア全土を横断する旅に出る。リーズルと家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)を引き連れた旅路は波乱万丈となり…。
様々な刺客から命を狙われるザ・ザ。プライベートジェットを操縦しているカットでは、なんと機体の屋根が穴だらけに。すでに左腕を負傷しているザ・ザだが、ほかのカットでも、額にけがをしていたり、シャツに血がついていたりと険しい旅路だったことが想像される。ビョルンに嘘発見器を付けて尋問するようなカットもあり、常に命を狙われているザ・ザの気苦労が察せられる。


あわせて、ザ・ザとビジネスパートナーたちの“交渉中”カットも公開。なぜかとてもラフな格好のトム・ハンクス、そして、赤いソファに悠々と腰かける、ベネディクト・カンバーバッチ演じるヌバルおじさんのラスボス感溢れ出るカットも収められている。





『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
2025年/アメリカ・ドイツ/カラー/シネスコ/5.1ch/102分/英語
配給:パルコ ユニバーサル映画
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9月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他 全国ロードショー